乃木坂46 梅澤美波は3・4期生の先頭に立つ存在に? 2019年の活動から考える

 乃木坂46の梅澤美波は、今大きな転換期にいる。2019年、彼女の活動を見ていて、そう強く感じている。

乃木坂46『夜明けまで強がらなくてもいい 』(通常盤)

 梅澤は、2016年9月にグループへ加入した3期生。2018年8月の21stシングル『ジコチューで行こう!』より初選抜入りを果たし、以降は福神メンバーの常連に。22ndシングル『帰り道は遠回りしたくなる』では同期の山下美月、与田祐希とともにフロントメンバーを任されている。身長170cmは乃木坂46の中で最も高く、その抜群のプロポーションから、今年3月にはファッション誌『with』の専属モデルに就任した。

 3期生のまとめ役として同期はもちろんのこと、先輩、後輩からも人望の厚い梅澤。それをありのままに映し出していたのが、ラジオ番組『乃木坂46の「の」』(文化放送)だった。梅澤は4月14日放送の第315回から14代目MCに就任。11月24日放送の第347回までの32回、約7カ月半の間MCを担当した。卒業回となる24日の放送は、同期の岩本蓮加、阪口珠美を迎え、梅澤をフィーチャーした回に。これまでの歴代MCは、1期生、2期生が中心で、3期生からは梅澤が初MCとなった。

 「ライブでもMCをやらせてもらうことが多かったから。喋りを勉強できるのがラジオ。それが『乃木のの』っていうのがありがたかったの。ホームだし、先輩が来てくださったりもするし」と振り返る梅澤は、先輩を相手にトークを引き出し続けた。また、梅澤は卒業した桜井玲香を始め、ライブMCとしても活躍する秋元真夏、高山一実、松村沙友理の名前を挙げた上で「上海のライブでMCをやるパートがあったんだけど、あえて台本を覚えずにいったの。言わなきゃいけないとこだけ覚えて、ある程度固めてはいたけど、今までよりも決め込まずにいったらすごい気持ちが楽だった」と『乃木のの』での学びがライブMCにも活かされていることを明かしていた。

 そのMC力は、11月26日、27日に国立代々木競技場 第一体育館で開催された『乃木坂46 3・4期生ライブ』でも存分に発揮されていた。グループ初の全国ツアー『真夏の全国ツアー2013 FINAL!』以来、約6年ぶりの同会場でのワンマンライブという、大きな意味合いを持った今回の公演。継承される乃木坂46の伝統と先輩への敬意、そして未来のグループの形を提示したライブだった。

 梅澤は今回の公演で、座長的な役割も担っていたように思う。本編のクライマックスとなった梅澤センター曲「空扉」や「自由の彼方」といったパフォーマンス面だけでなく、ライブMCとしても前述した先輩メンバーを彷彿とさせるような頼もしい姿を見せていた。中でも印象的だったのが、初日に同期の久保史緒里が話していた梅澤への感謝と信頼。裏では本番直前まで不安で落ち着かないという梅澤だが、3、4期生、23名の先頭に立ち、乃木坂46として自分たちの実力が認められるように成長していくことを涙ながらに誓う。そんな後ろ姿を4期生の賀喜遥香が追っているのも、さらに乃木坂46が続いていくことを想像させる。

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