富士急ハイランド初のアイドルグループ合格者7名登壇イベントレポ 「ここから生まれていく文化を創ってみたい」
リアルサウンドでは、イベント終了後、酒井氏、稲光氏、浅岡氏、三者に取材する機会を得た。グループにはすでにダンス経験のあるメンバーもいるが、本格的なレッスン、さらにグループ名の発表もこれから。「そもそも、長く続けられるグループにしたいという話がありました。タイトルに“2019”と付いているように、今回の合格者は1期生で、オーディションは来年以降も開催していきます」と浅岡氏は語る。新曲リリース、イベント開催……といった一般アイドルの活動方式ではなく、YouTubeチャンネルの浸透、イベントでは中高生を中心とした集客を狙っているという。さらに、グループの楽曲については「子ども向けの音楽だけをやるつもりはない」と示しながらも、「小中学生が聞いても新しく、親世代が聞いたらどこか懐かしいような温故知新をキーワードに」とアイデアを明かした。
酒井氏は、今回の合格者を改めて振り返り、「バランスがすごくいいと思います。11歳から20歳までの9歳の差が、今後の成長やイベントでのパフォーマンスに奥行きが出ると思うんです。既存のアイドルグループにはないこのグループだけの強みになれば」と解説した。
富士急ハイランドは、2018年7月より入園料を無料としている。稲光氏は、行けば何かが得られる場所として、富士山観光のハブと同時に「ここから生まれていく文化を創ってみたい」と話す。これまで、絶叫戦隊ハイランダーといったヒーローはいたが、富士急ハイランドのオフィシャルアイドルは意外にも今回が初。本日、お披露目となった11月24日を記念日に、大きく飛躍したグループが今後富士急ハイランドで凱旋公演を開催できればと意欲を示した。
活動情報は、今後開設されるオフィシャルサイトにて順次公開されていくとのこと。
(取材・文=渡辺彰浩)