乃木坂46と欅坂46、『ベストヒット歌謡祭』で発信したメッセージ 昨年のパフォーマンスを振り返る

 毎年恒例の『ベストヒット歌謡祭2019』(読売テレビ・日本テレビ系)が本日19時から放送される。坂道シリーズからは乃木坂46、欅坂46、日向坂46の3グループが出演。各グループの歌唱曲は、乃木坂46が「Sing Out!」、日向坂46が「キュン」、そして欅坂46は記事執筆時点でまだ公開されていない。欅坂46は9thシングルの発売が決定してから長いこと詳細がベールに包まれたまま動きがないため、ファンは新曲の発表を首を長くして待っている状況だ。また、この時期から大晦日の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)まで各局の音楽特番が立て込み、各グループは怒涛のスケジュールを迎えることになる。今回の放送はまさにその”初陣”。2019年のラストスパートをどのように進めていくのかという意味でも注目の一夜である。

乃木坂46『帰り道は遠回りしたくなる』(TYPE-A)

 それではここで、昨年の『ベストヒット歌謡祭2018』での坂道シリーズのパフォーマンスを振り返っておこう。乃木坂46は22枚目のシングル「帰り道は遠回りしたくなる」を披露した。彼女たちは昨年の年末を、非常に意味のある期間として過ごしたことが放送から読み取れる。

 カメラは最初、上手側からやってくる西野七瀬の”脚”だけを映す。この時点でまだ視聴者は、この曲がどんな曲かも、どんなの意味を持つのかも分からない。しかし、カメラに映るその”脚”の軽やかな動きには、どこか決意にも似た強い意志が宿っているように感じられた。カメラがステージを見渡す俯瞰位置に切り替わり、ステージ後方から他のメンバーがゆっくりと合流していく様子が映し出される。それはまるで、仲間の下した決断をメンバー全員で後押しするかのようだ。メンバーらが綺麗な二等辺三角形のフォーメーションを組むのとほぼ同じタイミングでセンター西野がこちらへ振り向き、”脚”の正体が彼女だったことが明かされる。ストリングスの高らかな音色が響き渡り、全メンバーが爽やかに腕を広げる。と同時に、画面右上にテロップで”絶対的エース・西野七瀬の卒業ソング”が表示。この瞬間、視聴者ははじめてこの曲の、そしてこのグループにとってこの年の年末がどういった意味を持つのかを悟るのだ。歌い出しは〈好きだった… この場所…〉。終始優しく包み込むようなメンバーたちの表情は、卒業を決めた彼女にも、あるいは、これから新しい世界へ飛び込もうとしているテレビの向こう側の視聴者にも向けられていた。

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