日向坂46、『ベストヒット歌謡祭』でさらなる飛躍なるか 欅坂46との伝説コラボを振り返る

 日向坂46が、11月13日放送の『ベストヒット歌謡祭2019』(読売テレビ・日本テレビ系)に出演する。同番組といえば昨年の放送回にも、けやき坂46(日向坂46改名前のグループ名)として出演。欅坂46とともに「アンビバレント」をパフォーマンスしていたことは記憶に新しい。そして、この出演によって、世間にけやき坂46という存在と実力をアピールすることができたといっても過言ではない。

日向坂46『こんなに好きになっちゃっていいの?』(通常盤)

 当時、番組では「欅坂46×けやき坂46 史上初のコラボ」と銘打たれており、ファンからは「ついに“欅坂のアンダー”ではなく“けやき坂46”として肩を並べるのではないか」とも期待されていた。しかし蓋を開けてみると「コラボ」とは言い難いものだった。当日は欅坂メンバーである菅井友香、守屋茜、小林由依、土生瑞穂が欠席(同日に舞台『ザンビ』のゲネプロと初日前会見が行われていた)しており、その空いたポジションとして佐々木久美、高本彩花、東村芽依、渡邉美穂といったけやき坂メンバーが出演することになったからだ。「アンビバレント」のフロントメンバーである土生と小林のポジションには、佐々木と渡邉が立つことになった。

 とはいえ、ただの補助要員としてでは終わらないのが彼女たちの強み。特筆したいのは、やはりフロントを務めた佐々木と渡邉だ。なんと欅坂と合わせたのは2時間程度だったという(『ゆうがたパラダイス』(NHK-FM))。そんなタイトなスケジュールであっても、欅坂メンバーに引けを取らないダンスを見せていく彼女たち。佐々木は土生の長身スタイルから繰り出されるダイナミックなダンスを見事に引き継ぎ、渡邉はカメラを意識した全力のパフォーマンスを披露した。あのクオリティまで仕上げられるのは、彼女たちの努力の賜物だろう。欅坂メンバーである石森虹花や小池美波からも「良い刺激をもらった」「本番でのパフォーマンスはダントツ良かった気がします」と賞賛されていた(同上)。

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