カニエ・ウェスト『Jesus Is King』はゴスペル史にも残る“キング”な作品に? チャートアクションから考察

 また『Jesus Is King』は2人のベテランにも記録をもたらしました。米ビルボードソングスチャート59位に登場した「Hands On」に客演したフレッド・ハモンドは、1985年のデビュー以来初となるソングスチャート100位以内へのエントリーを達成。また37位の「Use This Gospel」に参加したサックスプレイヤーのケニー・Gは今回のチャートインにより、1980年代、90年代、2000年代、10年代の4つのディケードでソングスチャートトップ40入りを果たした5組目の歌手に。U2、マイケル・ジャクソン、マドンナと並んで記録を達成したアル・ヤンコビックからは、称賛のツイートが送られています。

 カニエ・ウェスト自身、今回の大量ランクインによりソングスチャートにおいて通算107曲のランクインを達成し、The Glee Cast、ドレイク、リル・ウェイン、エルヴィス・プレスリーに次ぐ史上5位の最多エントリー数を記録。カニエが初めて全編ゴスペルに挑んだ『Jesus Is King』はゴスペル史に残る、まさに“キング”な作品になったと言えるでしょう。

■Kei
チャート愛好家。青森県弘前市のFMアップルウェーブ『わがままWAVE It's Cool!』(毎週日曜17時)スタッフのひとり(DJネームはブレストコナカ)。音楽/ラジオに関するブログ【face it】を日々更新中

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