日向坂46は“ライブに強いグループ”に成長 さいたまスーパーアリーナ公演で期待したい3つのこと
けやき坂楽曲は披露されるのか
上記でユニット曲と3rdシングルの収録曲について述べたが、けやき坂時代の楽曲はどうなるのだろうか。現在、日向坂の楽曲は全19曲(デビューカウントダウンライブのために書き下ろされた「日向坂」含む)。日本武道館公演(『日本武道館3days公演』)やデビューカウントダウンライブで22〜23曲パフォーマンスしていたことを踏まえると、けやき坂時代の楽曲は多くて4〜5曲は披露されるだろう。そのなかでも密かな話題となっているのが「誰よりも高く跳べ!」だ。ライブの定番曲として知られていたが、柿崎芽実の卒業以降は披露する機会が少なくなっていた。Wセンターだった柿崎芽実と長濱ねるの卒業、さらには二期生が参加していないことが大きく影響しているのだろう。しかし、しばらく披露されていないだけに、そろそろ全メンバーでパフォーマンスする機会も近いようにも思える。それとも(先日の東京ドーム公演で解禁されてはいるが)欅坂の「不協和音」のようにしばらく封印されてしまうのだろうか。その行方にも注目したい。
2017年開催の『ひらがな全国ツアー2017』という名の武者修行によって、彼女たちはグループの個性とチームワークを伸ばしていき、着実にファンを増やした。そして同ツアーからわずか1年弱で日本武道館公演を任せられるほどの“ライブに強いグループ”に成長した。今年の夏は、フェスや音楽番組などに数多く出演しており例年にも増して多忙を極めた日向坂46。アイドルイベント以外のアウェイなライブにも出演したことで、さらにグループの成長が促進され、新規ファンも確実増えた。本日のさいたまスーパーアリーナ公演は、デビュー前よりも全てにおいてパワーアップして迎えるライブとなるだろう。彼女たちの成長を楽しみたい。
(文=本 手)