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『メリーオドリマX'mas』開催特別連載 インタビュー

s**t kingz kazukiとOguriに聞く、ダンスチームとして音楽シーンで活躍する表現方法

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 TBS『音楽の日2019』(7月13日放送)で披露した「太陽は罪な奴」(サザンオールスターズ)のダンスパフォーマンス、フジテレビ『MUSIC FAIR』(9月28日)で放送予定のPerfumeとのコラボレーション、そして、KREVA主催の『908 FESTIVAL 2019』(9月26日横浜アリーナ)への出演など、ますます活動の幅を広げ続けているs**t kingz(通称:シッキン)。インタビュー連載の第2回は、様々なステージで活躍するシッキンの表現方法について、kazuki、Oguriに聞いた。(森朋之)

第1回:s**t kingzが語る、令和版「スーダラ節」を踊る意義 「いかにもダンサーっぽいことはしたくない」

“歌わずに踊る”グループが普通に歌番組に出るようになったら 

ーーまずは7月に放送されたTBS『音楽の日2019』の出演について聞かせてください。ダンスチームが単独で歌番組に出演するのは、おそらく初めてだと思います。

Oguri:そうかもしれないですね。以前から「そういうことができたらいいね」という話はしていて。

kazuki:うん、憧れてはいましたね。歌番組にs**t kingzとして出るのは難しいだろうなとも思っていたので、今回のお話をいただいたときは、「夢が叶った!」という感じでした。せっかくの機会だし、s**t kingz の良さをしっかり出したいと思い、みなさんが聴きなじみのある「太陽は罪な奴」(サザンオールスターズ)で踊らせてもらって。もちろんシッキンがこの番組のために作ったオリジナルのダンスだし、「音楽番組でこういう表現もいいな」と思ってもらえたようで良かったです。ダンサーの友達もすごく喜んでくれたんですよ。音楽番組で、アーティストのバックダンサーとしてダンサーが出演する事はあるけど、歌手のみなさんと並んでダンサーが、いちアーティストとして出演したのが新鮮だったみたいで。

Oguri:しかもメドレーですからね。自分たちの前後は歌手の方が歌っていて、突然s**t kingzが出てきて踊り出すっていう。まわりの人たちが喜んでくれたのも、すごく嬉しかったですね。

kazuki:いつかはこれが当たり前になったらいいですね。“歌わずに踊る”グループが普通に歌番組に出るようになったらいいな、と。

ーー「太陽は罪な奴」の振り付けは、どういうテーマで制作したんですか?

kazuki:身構えすぎず、楽しさが伝わることを意識してました。「どうだ、上手いだろう!」とダンスを見せつけるのではなく、楽しく踊っている雰囲気を共有したかったので。でも、じつはテクニックもふんだんに使っているし、難しい振り付けなんですけどね。曲のテンポもけっこう速いし。

Oguri:うん。楽曲の世界をそのまま踊りにした感じもありますね。みなさんが知っている曲だし、一緒に楽しみたいなと思って。リハーサルのスタジオでも「どうやったらおもしろくなるだろうね?」と話しながら振り付けを考えてました。テレビの場合、カメラで(メンバーの一人を)抜いてもらえるので、ステージとは違った動き方ができるんです。たとえばソロで踊るパートを作ったとして、舞台の場合、その他のメンバーは少し距離を置かなくちゃいけないけど、テレビはその必要がないので。あとは、ただ振り付けを踊っているだけの印象にならないように気を付けましたね。

ーーフォーメーションの変化も多彩でしたよね。

kazuki:それがあるかどうかで、見ごたえがぜんぜん違ってくるんですよ。同じ位置でずっと踊っていると、どんなにダンスが好きな人でも、見ていてつらいものがあって。いろんなことがいろんな場所が起きていて、見ている人の目がどんどん動くようにしないと、飽きちゃうと思うんですよね。テレビだと(カメラワークで)「ここに注目してほしい」とピックアップできるのもいいんですよ。あとでオンエアの映像を観たときも、すごくいいバランスだったし。

ーー当日はカメラクルーと綿密に打ち合わせするんですか?

kazuki:そんなに細かくは伝えてないですね。番組のスタッフの方がこちらの意図を汲み取ってくれていたし、バッチリでした。

Oguri:最近はテレビのスタッフの方のなかに、「昔、ダンスをやってました」とか「この前のs**t kingzの舞台を観に行きました」と言ってくれる方もいて。ダンサー人口が増えてきたことで、いろんな現場にダンス好きの人がいてくれるのは嬉しいですね。

ーーパフォーマンス中のメンバーのみなさんの笑顔も印象的でした。

kazuki:めっちゃアップでしたよね(笑)。「テレビを観てくれてる人が笑っちゃうくらいの笑顔でやろう」っていう。それもいつも通りでしたね。ふだん「笑顔でやろうね」と話してるわけじゃないですけど(笑)。

ーーそして9月28日放送のフジテレビ『MUSIC FAIR』では、Perfumeとのコラボレーションが実現。「ナチュラルに恋して」にs**t kingzが新たに振り付けし、Perfume×s**t kingzで披露するそうですね。

kazuki:そうなんです。Perfumeとは今年の『Amuse Fes』(6月1日に千葉・幕張メッセ国際展示場9〜10ホールで開催された『Amuse Fes in MAKUHARI 2019 〜恋とか愛とか〜』)で初めて共演させてもらって。

Oguri:楽しかったですね。曲もめちゃくちゃカッコいいし、もとの振り付けの良さを残しつつ、自分たちで新たに作った振り付けを加えさせてもらって。s**t kingzらしさも盛り込めたし、Perfumeのメンバーもすごく楽しんでくれたんですよ。それをテレビで披露できるのは本当に嬉しいです。

kazuki:『Amuse Fes』のときはs**t kingz のライブにPerfumeが飛び入りで参加してくれたんです。イントロはみんなでお客さんを煽って、サビから踊り始めたんですけど、『MUSIC FAIR』ではイントロからしっかり作り込んでいるので、完全にニューバージョンですね。

kazuki:“バックダンサー”ではなく、“コラボレーション”ということを念頭に置いて作っていったんですよ。それも新鮮に感じてもらえるんじゃないかなって。

ーーバックダンサーと、アーティスト同士のコラボは明確に違いますからね。

kazuki:まず立ち位置が違いますよね。バックダンサーはあくまでもアーティストの引き立て役で、アーティストの前に出ることはないと思うんです。でも、今回は初っ端から僕らが前に行かせてもらってますから(笑)。Perfumeの3人もスタッフのみなさんもそのことをよくわかってくれて、僕らのアイデアに対しても、「いいですね!」って受け入れてくれて。s**t kingzだけで踊るパートもあるし、Perfumeとシッキンのメンバー同士が1対1で踊るところもあるので、ぜひ楽しみにしてほしいです。

Oguri:Perfumeの3人もすごかったです。新しい振り付けもすぐに自分たちのモノにして。

kazuki:あと、ずっとニコニコしていて、楽しそうなんですよ。s**t kingzもそっちのタイプなんだけど(笑)、自分たち以上でしたね。メンバー同士もすごく仲良くて、愛されるアーティストだなと思いました。一緒にやれて、本当に光栄でした。

ーーオンエアが楽しみです! ちなみに歌詞がある曲とインストの曲では、振り付けに違いはあるんですか?

Oguri:歌詞はヒントになりますね。歌詞の意味とつながる動きを入れられるし、観ている人にも伝わりやすいので。僕はもともと歌声が好きだから、踊っていても気持ちいいですね。

kazuki:ただ、歌詞をすべて動きで表現するのは違うんですよね。歌詞以外の部分というか、歌の吐息、ウイスパー、ファルセット、ウワーッと声を出すところもそうですけど、歌い方に合わせて振り付けすることもあって。歌がないインスト曲の場合は、楽器の細かい音を意識することもありますね。ドラムにしても、叩く場所によって質感が違うじゃないですか。シンバル、ハイハットにもニュアンスがあるし、それを意識して踊るのも楽しいんですよ。

      

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