『サステナブル』インタビュー

AKB48 矢作萌夏&柏木由紀&横山由依&岡部麟が語る、『サステナブル』までの半年間で得たもの

 AKB48が、56枚目となるシングル『サステナブル』を9月18日にリリース。前作から半年ぶりのリリースとなる今作についての話を聞くべく、柏木由紀、横山由依、岡部麟、そして在籍1年半でセンターに抜擢された矢作萌夏へインタビューを行った。

 AKB48の原風景的なシーンが特徴となるMVについてや、メンバーから見たセンター・矢作萌夏の印象、さらに、各メンバーにとって「貴重な期間となった」という『AKB48選抜総選挙』やシングルリリースのなかった半年間の間に感じたそれぞれの思いについても語ってもらった。(編集部)

「サステナブル」は自分の個性が出しやすい振付(柏木由紀)

ーー「サステナブル」は作曲が井上ヨシマサさん、振付が牧野アンナさん、MV監督が高橋栄樹さんで「これぞAKB48!」といった作品になっています。

柏木由紀(以下、柏木):MV撮影で大自然の中で踊った時、「あ~、AKB48だな」としっくりきました。振付にしても自分の個性が出しやすいなと思いました。5年以上前はこのチームで制作していたことが多かったけど、その頃はキャリアが浅くて監督や撮影スタッフのみなさんとお話するのもおこがましいと思っていたんです。でも、今回はみなさんと当時の思い出話ができて「自分もAKB48に長くいるんだな」と実感しました(笑)。

横山由依(以下、横山):私は仕事の都合でMV撮影に参加できなかったんですけど、曲は井上ヨシマサさんならではの疾走感があって。初めて選抜に入った「Everyday、カチューシャ」の作曲もヨシマサさんなので、個人的にも思い入れがあります。

ーーヨシマサさんの高田純次さん的なところも変わってないですか?

柏木:分かります(笑)。ところどころ冗談を挟んできますよね。

横山:一緒にレコーディングしていたゆいゆい(小栗有以)が圧倒されてました(笑)。

柏木:慣れてないとビックリするよね(笑)。

横山:ただ、普段と違うアプローチで歌声を引き出してくれるので、ゆいゆいも新しい一面が出ていました。

ーー岡部さんと矢作さんはヨシマサさんのレコーディングはいかがでしたか?

岡部麟(以下、岡部):いままでで一番といっていいほど何回も録り直したので、いつも以上にすごくこだわりを感じました。

矢作萌夏(以下、矢作):ヨシマサさんとは『AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』の時に仲良しになったんです。

ーー仲良しになりましたか(笑)。

矢作:はい! 波長が合うみたいでずっと楽しかったです。「サステナブル」は振付も好きで、ゆきりんさんがおっしゃったように個性が出しやすいです。アンナ先生も「しっかり踊ることも大事だけど、自分の個性を出してかわいく踊ることを重視してほしい」とおっしゃっていました。

【MV full】サステナブル / AKB48[公式]

岡部:アンナ先生の振付だと知った時はスパルタ指導が始まると思ったんです。

矢作:そう思いました!

岡部:でも、今回は伸び伸びとした振付でホッとしました(笑)。

ーーMVには平成のAKB48の歴史が散りばめられていますが2006年の女子高校生を演じた矢作さんはポータブルCDプレイヤーを使うシーンがありました。

矢作:初めて見ました。いきなり渡されて「これなんですか?」って。CDプレイヤーを開けるシーンから撮り始めたんですけど、開け方が分からなくて苦戦しました(笑)。

ーーAKB48の原風景的なシーンも入ってますよね。

柏木:「言い訳Maybe」が出てくる2009年の自転車に乗っている映像もどこか懐かしいですね。

岡部:私の学生時代はAKB48が青春でした。2010年の「ヘビーローテーション」あたりはクラスの会話もほとんどがAKB48に関する内容でしたから。私の撮影は2018年のシーンだったので、難しいことを考えずに臨みました。柏木さんの運転する車に乗って(笑)。

柏木:「何かに使えるかも」と思って4年くらい前に免許を取ったんですけど、まさかAKB48のMVで晴れてデビューするとは(笑)。免許を取ってから初めての運転なので事前に練習したんですけど、まわりからは「ヤバいです! 右に寄ってます!」と注意されました(笑)。

岡部:めっちゃ緊張しましたよ(笑)。

横山:世代も年代も超えて、昔のMVをオマージュした作品を撮ることが面白いなと思いました。MV撮影に参加していなかったので、引きで見ることができたのが新鮮でした。MV撮影の時にメンバーへセンターの発表があったので、私は後から「矢作ちゃんがセンターなんや」と知ったんです。

ーー「サステナブル」のセンターは加入から約1年半の矢作さんです。

矢作:MV撮影の朝に自分がセンターだと聞いて、緊張しながらの撮影でした。

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