スピッツ、新アルバム『見っけ』に感じた変わらぬ魅力と新鮮さ 最速プレミア試聴会レポ
9月6日、スピッツのニューアルバム『見っけ』(10月9日発売予定)の最速プレミア試聴会が行われた。本アルバムは前作『醒めない』から3年2カ月ぶり、通算16作目のアルバムである。
会場にはスピッツのロゴが施されたクッキーやケーキ等が並び、約3年ぶりのリリースをお祝いするような楽しいムード。そして、イベントはスピッツデビュー当時からディレクターをしている竹内修へのインタビューからスタートした。本アルバムでの楽曲の変化として、「Aメロ、Bメロ、サビ、2番、間奏」という定型から外れ、語るべきことが簡潔になって研ぎ澄まされてきており、より少ない言葉で表現している、と言及した。またレコーディングに立ち会って驚くこととしては、人間の耳は加齢で悪くなるはずだが、(メンバーの)耳がどんどん良くなって、より要求が厳しくなっているようにみえると話した。実際スピッツは、準備は入念に、レコーディングはさくっと、そしてトラックダウンとマスタリングの長さは普通の10倍くらいだという。最後にスピッツが愛されている理由として、真面目で音楽に対して誠実であること、そして自分たちが面白い、興味のあることしかやらないスタンスではないか、と語った。