DEEP SQUAD、初インタビュー メンバー6人で目指す、新しい歌のエンタテインメントとは?
オーディションが進むに連れて明確になった「やりたいこと」
ーーそんな彼らを発掘した『DEEP VOCALIST AUDITION』は、DEEPにとっては初めての主催オーディションでした。
TAKA:はい。とにかく受けてくださる皆さん、支えてくださったスタッフさんに対する感謝の気持ちが大きかったです。自分が受けてきたオーディションも、色んな人に支えられて出来てるんだなって。あとは、夢を叶えるきっかけとして『DEEP VOCALIST AUDITION』を作ったので、受けてくださった方々をどうケアしていくか。どうしても合否が決まってしまうので、「受けて良かった」と思ってもらえる内容にしなきゃいけないとも考えていました。すごく難しかったです。
YUICHIRO:自分たちが始めたオーディションなんですけど、たくさんの方々が動いてくださったので気が引き締まりました。それに、多くの参加者の歌を聞けるのは楽しかったです。たまに僕らをジッと見ながら歌う方がいたりもして(笑)。
TAKA:いたね! でも、そういうのが見えると気迫が伝わってきます。参加者の人となりが見える、素敵なオーディションだったと思います。
KEISEI:どの方も歌が好きで自分の歌があって、それを僕らに届けてくれたことが嬉しかったです。1万2000人の方が必死に自分の思いを届けているところを見て、「歌はこうじゃなくちゃ」と感じました。
ーー開催する側でも学ぶことがあったオーディションだったわけですね。逆に新メンバー3人は受ける側での参加でした。
宇原:審査されてると思いながら歌うのは難しくて。練習でできていたことができなかったり、ステージで歌うのとは違った緊張感でした。
比嘉:何回やっても慣れないもので、僕もめちゃめちゃ緊張しました。ただ、最終審査のライブパフォーマンスでDEEPさんと一緒に歌った時は、合宿中に毎日一緒にやっていたのもあって安心して歌えました。
杉山:僕は三次審査で、歌詞を間違えた箇所があって。
YUICHIRO:「間違えました、すみません」と言って帰っていったよね。
杉山:自由曲の時、ほぼ歌詞が飛んでしまって(笑)。フリースタイルラップみたいになっちゃったんです。「間違えてしまったんですけど、伝われば良いなと思っています」と言って去った記憶があります。早く帰りたいと思ってしまいました。
TAKA:でも、そういうところで出るんですよ、キャラクターが。「あ、謝った子だ」って印象付けた時点で勝ちじゃないですか。
ーーそれができるのは、強いですよね。そんなオーディションの中でDEEP SQUADというプロジェクトが誕生していった、と。
TAKA:オーディションが始まる時に具体的なグループ像は何も考えず、受けてくださる皆さんからもらうイメージで創造していこうと思っていたんです。オーディションが進んでいくうちに「ああしたい」「こうしていきたい」と思うようになって、たどり着いたのがDEEP SQUADという形でした。
ーー多様なボーカリストが増えることで、できることの幅も広がりそうです。
TAKA:はい。例えば、新メンバー3人でやる曲があってもいいと思うし。あとは、他のアーティストさんと新メンバーの誰かがコラボするとか。色々と展開が広がるなと思っています。それはいろんなボーカリストの歌を聞いて、「こうしたら面白いんじゃないかな」ってインスパイアを受けた結果です。