嵐 大野智、計り知れない才能の数々 アートセンスから音楽、バラエティでの適応力などに迫る

「大野君のダンスが見られる!」

 8月11日に放送された『24時間テレビランナー参戦SP』(日本テレビ系)にて、大野智がサポートする企画の内容が発表されるとSNS上の嵐ファンは俄然盛り上がりを見せた。8月24~25日放送の『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)で6年ぶり史上最多となる5回目のメインパーソナリティーを務めることとなった嵐。今年は「人と人~ともに新たな時代へ~」をテーマに、これまでの武道館から国技館へ会場を移しての開催である。そして、番組内でリーダーである大野が国技館で生披露される100人ダンスを担当することが決定した。生後間もなく右足を失った澁澤くるみちゃんは双子のお姉さんと一緒にダンスをするのが大好きな女の子。もっと大勢の人と踊ってみたい、という夢を大野が都立狛江高校ダンス部のメンバーと共に叶えることになった。彼女の大好きだというディズニー『アラジン』の世界を総勢100人のダンスパフォーマンスで表現する。

 バラエティ番組ではおっとりとしたイメージで知られる大野であるが、類稀なるダンスの才能には嵐ファン以外からも定評がある。1994年にジャニーズ事務所に入所し、少年隊のダンスに憧れ、舞台やライブを通じ経験を積んだ。手足の指先まで神経の行き届いた繊細な動きと、軽やかな足の運び、キレのある動きはまるで背中に羽が生えているよう。ファンの間では“無重力ダンス”と呼ばれている。またライブでは自身のソロ曲をはじめとしてユニットや嵐5人の曲の振付も手掛けるなど、振付師としての才能も大きな評価を得ている。その大野が今回、2人の姉妹と高校生たち総勢100人とどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか期待が高まるばかりだ。

プロも認めるアートセンス

 また、大野は今回『24時間テレビ』のチャリティグッズ、チャリTシャツのデザインも手掛けた。2012年に奈良美智、2013年に草間彌生とコラボレーションしたTシャツデザインを担当したが、1人で手掛けるのは2004年以来実に15年ぶりのこと。Tシャツのデザインについて大野は「手と手を握り合って次の新たな時代につながっていく、というイメージ」と説明。大野らしい緻密な線画で描かれており、アーティスティックな仕上がりだ。握り合った手の上に描かれたのは咲き誇る満開の蓮の花。この蓮の花についても「蓮って泥の中から一本生えていく、それがめちゃくちゃきれい。まるで人生みたいだから」と大野らしい感性を語った。また握り合った手の爪部分には親指にM(松本潤)、人差し指にA(相葉雅紀)、中指にS(櫻井翔)、薬指にN(二宮和也)、小指にO(大野)とメンバー全員のイニシャルが描かれており、嵐への愛を感じさせるデザインとなっている。チャリTシャツをはじめキーホルダーやタオル、バッグなどイラストが入った関連グッズの発売日にはアクセスが集中し、一時サーバーが繋がりにくくなり、その後売り切れも続出。以後もしばらくの間は品薄状態が続くなど人気の高さを見せつけた。

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