なにわ男子とAぇ!group、2グループが牽引する関西ジャニーズJr.の勢い

 8月8日に、約19年ぶりとなる東京ドーム単独コンサートをおこなうジャニーズJr.。「東西合わせて300人が出演」というあおり文句からも分かる通り、東京で活動するJr.だけではなく、関西を拠点とする関西ジャニーズJr.も大活躍が期待される。

 そんな関西ジャニーズJr.の勢いを牽引する2グループが、なにわ男子とAぇ!groupだ。なにわ男子は8月4日放送の『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)に出演。Aぇ!groupは8月8日放送の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に出演するなど、“関西を拠点に”と言いつつも、その勢いは全国規模になってきている。今回は、そんな2グループの魅力を改めて伝えていきたい。

なにわ男子が突き進む“独自の路線”

 まず、なにわ男子について紹介しよう。メンバーは西畑大吾、大西流星、道枝駿佑、高橋恭平、長尾謙杜、大橋和也、藤原丈一郎の7人。グループの最大の魅力は“王道のキラキラ感”ではないだろうか。これまで関西のグループといえば、コミカルな曲を面白く歌うか、パワフルな曲をカッコよく歌うかの2パターンのイメージが強かった。しかし、なにわ男子はそのどちらでもない、独自の路線を確立している。

 特にオリジナルソング「ダイヤモンドスマイル」はその真骨頂と言ってもいいだろう。〈瞬きが終わる頃 僕だけのキミでいてね〉〈そう星屑もとろけるほど 甘い運命感じて〉など、王子様のセリフのような歌詞が、爽やかなメロディに乗って歌われている。ある種、アイドルの王道とも言えるような路線だが、それが逆に関西Jr.の中では珍しく、既存の関西Jr.のファン以外の層にも、その魅力が届いているのではないだろうか。

 また、メンバーの活動の幅広さも注目すべきポイントだ。現在、大阪松竹座にて舞台『少年たち 青春の光に……』で座長を務めている彼らだが、ジャニーズの舞台やコンサート以外にも、バラエティ豊かな個人仕事が充実している。

 例えば、藤原と大橋はバーチャルアイドル・海堂飛鳥、苺谷星空の“中の人”として活動中。西畑は2014年に『ごちそうさん』、2016年に『あさが来た』と、NHK連続テレビ小説に2度も出演し、安定した演技力を見せつけた。道枝も2017年に出演した『母になる』(日本テレビ系)では7年間親と離れて暮らしていた少年の役、2018年に出演した『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系)では凶悪な裏の顔がある優等生の役と、難しい演技に挑戦し、その才能を評価されている。

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