東京五輪1年前セレモニーで東京スカパラダイスオーケストラと吉田兄弟がコラボ
いよいよ東京オリンピックまで1年に迫った7月24日、東京国際フォーラムにて『東京2020大会1年前準備状況報告会』『東京2020オリンピック1年前セレモニー』が開かれた。
『東京2020大会1年前準備状況報告会』では、東京2020組織委員会会長の森喜朗氏や国際オリンピック委員会(IOC)会長のトーマス・バッハ氏が挨拶するとともに、会場整備やチケット販売、聖火リレー、暑さ対策などについて書面で報告。
会の途中からは安倍晋三首相も出席し、「温かい想いと気持ちが詰まった、復興を世界へ発信する、令和の新しい時代にふさわしい大会にしたい」と決意を語った。
続いて開かれた『東京2020オリンピック1年前セレモニー』は、津軽三味線奏者の吉田兄弟と新体操・坪井保菜美の高速追従プロジェクションマッピングのコラボレーションパフォーマンスからスタート。
小池百合子東京都知事らの挨拶とともに、各国NOC代表にバッハ会長から東京2020オリンピックへの招待状が手交された。
さらに、聖火リレー公式アンバサダーの野村忠宏、田口亜紀、石原さとみ、サンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)が登場すると、客席から大歓声が上がる。
1万人の聖火ランナーは一般から募集しており、応募は8月31日まで。当選発表は12月を予定しており、石原は「ワクワクしますね!」と声を弾ませる。田口も「性別も障害の有無も関係なく、いろんな人に参加いただける。聖火ランナーだけじゃなく、沿道からの応援って形でも参加できる。聖火ランナーのコンセプトは『希望の道を繋ごう』。ぜひ皆さんと繋げていきたいなと思います!」と呼びかけた。
続いてメダルデザイン発表のアンベール式が行なわれ、ウエイトリフティングの三宅宏実選手、カヌーの羽根田卓也選手、女子サッカーの澤穂希選手、そしてバスケットボールの渡邊雄太選手が登場。披露された3色のメダルに、三宅は「色味が深くて綺麗で、持っている2大会より比べ物にならないくらい輝かしい」と歓声をあげ、澤からは「このメダルを目指して現役をやりたいくらい、欲しいなって思う」と驚きの発言も飛び出した。
そしてイベントの最後には、東京スカパラダイスオーケストラが登場。「Are You Ready To Ska?」を熱唱し、会場を盛り上げる。さらに“30周年で初めて”吉田兄弟とコラボし、「DOWN BEAT STOMP」を披露。「世界中の人が東京に来るのが嬉しくてしょうがない。お迎えするのが楽しみですね!」と1年後のオリンピックへの思いを明かした。
(取材・文=たつき あつこ)