亀梨和也&キスマイ&Jr.、メドレーで届けるジャニー喜多川への感謝 Mステ90分拡大SPへの期待
〈明日に向かって生きていくのさ 先の事なんて誰も知らない〉
〈We can do! We can go! ここから始まると言い聞かせた〉
「明日に向かって」も「Can do! Can go!」も、聞く人の背中を押す前向きな歌だ。夢を追いかけるジャニーズJr.たちのキラキラとした笑顔、エネルギッシュなダンス、ピュアな歌声が、この2曲に新たな魅力を吹き込んだ。楽曲を発表したアイドル本人たちによって歌われなくなったとしても、ジャニーズJr.という若い世代によって歌い継がれ、名曲が生き続ける。そのスタイルこそ、ジャニー喜多川社長が築いた最大の財産かもしれない。
歌と共に、ステージパフォーマンスや多くの演出も受け継がれている。例えば、1980年〜1990年代に一世を風靡した光GENJIのローラースケートは、Kis-My-Ft2に、そしてHiHi Jetsへと受け継がれた。また、少年隊や、KinKi Kids堂本光一、滝沢らが座長となって創り上げた舞台を、後輩たちが今も演じ続けている。どんなに素晴らしい歌も、パフォーマンスも、舞台も、一瞬の連続。表現されたそばから消えていく、はかないもの。だが、その一瞬一瞬が繰り返され、歌い、語り継がれていくことで、その感動は永遠になる。
ジャニー喜多川社長が説いた「Show must go on」の精神も、ジャニーズで過ごした全てのアーティストに受け継がれている。そして、その想いはさらに次の世代へと語り継がれるに違いない。「本当にジャニーさんは明るいのが好きなんです! とにかく暗いのが大っ嫌いなんですよ!」ジャニー喜多川社長への想いを聞かれて、そう答えていたのはHiHi Jetsの髙橋優斗だ。悲しいときこそ、エンタメのチカラで笑顔に。ジャニーズイズムの後継者として強い覚悟を感じる言葉だ。今夜の生放送では空から見ているであろうジャニー喜多川社長が喜ぶような、“これぞジャニーズ“な弾ける笑顔の「明日に向かって」「Can do! Can go!」を見せてほしい。
(文=佐藤結衣)