東方神起、SUPER JUNIOR、2PM、CNBLUE…メンバーの兵役期間中をどう過ごす?

全メンバー同タイミングで入隊したCNBLUE

 バラバラで入隊する他のグループが多い中で、CNBLUEの場合は全く違う形を取った。メンバー4人全員が、ほぼ同じタイミングで入隊したのだ。2018年3月にジョン・ヨンファが入隊したのを筆頭に、7月にはカン・ミンヒョクとイ・ジョンシンが、8月にはイ・ジョンヒョンがと、間をおかずに相次ぎ入隊したのだ。末っ子のジョンシンは1991年生まれの現在27歳なので、早い入隊となった。

 一斉に入隊した本当の理由は明かされていないが、彼らがバンドであることが大きいだろう。バンドの場合、誰かメンバー一人を欠いても成立しないからだ。とはいえ、メンバーのそれぞれがミュージシャンや、俳優としてのソロ活動を活発にしていることもあったため、この選択に驚いた人もいただろう。

 しかし、できるだけバンドとしての早い復帰を考えた場合、全員が同じタイミングで入隊し、戻ってくるという選択をしたことは、とても彼ららしいとも言える。CNBLUEのメンバーが全員揃い完全体になるのは、2020年だ。

兵役による活動休止の影響は?

 韓国では現政権になってから兵役期間が短縮された。以前は陸軍は21カ月だったが、現在は陸軍は18カ月と短くなったのだ(服務内容によっては期間は変わる)。しかし、それと同時に満30歳までだった入隊期限が満28歳までになり、また入隊時期の延長や、海外渡航の制限などが厳しくなったという。そのためか、ここのところ27歳を超えたアイドル達の入隊が相次いでいるという印象だ。

 基本的に兵役免除はないため、兵役による活動休止は免れない。今まで兵役期間を終えて復活したグループを見ていると、入隊までに確固たる地位を築いておくことが大事だということが見えてくる。東方神起やSUPER JUNIORは、活動休止する前にすでに地位を確立していたことは大きい。

 今後、中堅クラスのグループのメンバーの入隊が相次いでいくと予想される。彼らが活動休止というブランクを乗り越えるためには、これから自分たちの地位をどのように確立していくのかがポイントになってくるだろう。

参照記事:韓国男性に課される国防の義務─「兵役」/KONEST

※記事初出時より本文一部を修正しております。

■西門香央里
東京在住のフォトライター。K-POP、韓国トレンド、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心にWebメディアなどで活動中。年3~4回の渡韓でエネルギーを蓄えている。いつまでも年齢不詳でありたい通年おかっぱの人。座右の銘は「努力は裏切らない」。
寄稿媒体:いまトピ、エキサイト、TABIZINE、SHELBEE…等

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