大塚家具CMで注目集めるロン・モンロウ ファンから愛される“ピュアな魅力”とは?

 中国出身でモデル兼歌手として活躍するロン・モンロウが、インテリア専門店「大塚家具」の新CMに起用され、話題を呼んでいる。本作はロン・モンロウが“家具の化身”となって3つの異なるタイプの部屋を紹介する構成。それぞれのインテリアに合わせた衣装をまとい、時に可愛らしく、時に大人っぽく、くるくると表情を変えながら、自分好みのインテリアに囲まれるワクワク感を表現している。バックに流れるのは自身の新曲「balloon me」。映像では、音楽に合わせてTikTokでもおなじみのタットダンスも披露しており、彼女のキュートな魅力を堪能できる仕上がりだ。

【大塚家具】ロン・モンロウ「Layout me」 30sec

 2015年に中国のテレビ局が開催した大型オーディション番組「来たれ !シンデレラ」でグランプリに輝き、一躍中国全土に知られる存在となったロン・モンロウ。直後からSNSなどを通して日本でも注目度が増し、2018年6月に大学卒業とともに本格的に活動開始。今年からはNHK『テレビで中国語』にレギュラー出演が決定し、タレント、モデル、女優など活躍の場を広げている。

 歌手としては、エイベックスから2018年にデビュー。1stシングル『PLANET』は、2013年に活動を終了した男性ユニット・ラムジの同名曲のカバーで、中国でも人気の楽曲ということもあり、国内最大級の音楽動画サイト「音悦台」のJ-POPランキングで1位を獲得した。幼い頃から音楽に親しんで育ち、歌手を目指していたという彼女の声質は、一言で言えばあどけなくピュア。慣れない日本語詞で若干のたどたどしさはあるものの、「PLANET」の場合はそれがさらに楽曲の世界観と相まって切なさを醸し出している。MVを見たファンも「声がかわいすぎる」と絶賛。これまでに50万回を超える再生数を叩き出した。

 今回のCM内でお披露目となった新曲「balloon me」は、前作「PLANET」とは一転、クラブサウンドを取り入れた軽快でポップなナンバー。弾むようなリズムとキラキラ感ほとばしるアレンジで、ロン・モンロウの溌剌とした愛くるしさが曲を通して伝わってくる。〈こっちをみて わたしをみて わがままなんて言わないで これが私だもの〉といったサビのフレーズは、片思い中のもどかしい思いを表したもの。しかし、一方でCMの中で彼女が扮する3人の女性たちのように、ファッションやインテリアも自分らしく楽しむことを全力で肯定するようなポジティブさにあふれている。

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