グリコ、ダンロップ、ラフィネ……音楽との巧みなコラボで視聴者を釘付けにする話題CM

グリコ、ダンロップ、ラフィネ……音楽との巧みなコラボで視聴者を釘付けにする話題CM

 近年、ユニークな企業CMが続々と制作され、Web界隈で話題を呼んでいる。なかでも、注目されているのが音楽とのコラボが印象的な作品だ。映像とのリンクや製品の魅力を伝えるため、歌詞や世界観までもいちから作り上げられた楽曲は、CM音楽の枠を超え、単体でもきちんと楽しめる仕上がり。以下、実際に反響の大きかった作品を見ていこう。

グリコ「カフェオーレ」

カフェオーレ「Don’t 般若 me」編(159″) グリコ

 たとえば、2018年に公開されたグリコ「カフェオーレ」のCM「Don’t 般若 me」編。 MINMIが歌う、R&B調の楽曲「Don’t 般若 me」にのせて描かれるのは、ふたりの子どもを育てるある母親の日常。TVばかり見て食事に集中しない、出かける直前になるとグズるなど、子育て中の母ならではの“あるある”をそのまま映像化してみせた。ついつい般若のお面をかぶりたくなるところに、「カフェオーレ」を飲んで一息入れようという提案が、嫌味なく描かれている点が共感を呼んだのか、現在までに790万回を超える再生数を記録している。

雪印メグミルク「重ねドルチェ」

雪印メグミルク「重ねドルチェ」CM。カサネテク 無敵の合コンテクニック!?Full ver

 また、雪印メグミルクが2017年に「重ねドルチェ」の新フレーバー発売を受けて公開した「カサネテク」は、イマドキの女子がさまざまな合コンでのテクニックをラップで紹介するという異色の動画。チープなテクノサウンドのトラックにのせて、女子たちがあの手この手で男子を翻弄する姿がコミカルに描かれる。サビの「重ね重ねてく」のフレーズに合わせて、ダンスカンパニー・ELEVENPLAYのKOHMENが振り付けを手がけたダンスシーンも盛り込まれ、耳にも目にも中毒性の高い仕上がりとなっている。

ラフィネ「リセットノススメ」

【痛快】観るだけでリフレッシュ!?「リセットノススメ」

 先日公開されたばかりの「リセットノススメ」は、“ハートフルリラクゼーション”をコンセプトに、リフレクソロジー、ボディケア、フェイスセラピーなどのリラクゼーションサービスを提供する「ラフィネ」が制作したCM。日々の中でさまざまなストレスを抱える働く女性の心情を、疾走感あふれる女性ボーカルのロックサウンドにのせて表現した。満員電車に揺られて出社し、上司の心無い態度に心が折れかけたり、メイクの崩れた顔で遅くまで残業したり。心にモヤモヤがたまり、「私は一体どこに向かってるんだろ 私は何に向かって頑張ってるんだろ」とついつい疑問を持ちたくなる部分など、現代を生きる女性たちなら共感必至だろう。

 そんな彼女のイライラを吹き飛ばす手段が“妄想”。「パワハラ上司に大ビンタ 大事な書類即シュレッダー」「満員電車 全員下ろして ゆったり優雅な出勤」と少々過激な妄想でしばしのリフレッシュを叶えていく。そしてサビでは自転車に乗って疾走するヒロイン。ピアノとストリングスが絡み合う爽快なアレンジが、しがらみやストレスから解放されてのびのびといられる時間を謳歌する女性の笑顔とリンクする。最後は、「現実じゃこんなことできないし」とうつぶせに寝転がりにっこり微笑むことで、“爆発しそうになったら、「ラフィネ」で何度でもリセットしよう”というメッセージを伝えている。スピード感のある展開がとにかく痛快。見ているこちらも、スカッとさせるところは、さすがリラクゼーションサービスのCM、デトックス効果も抜群だ。ちなみに、CM曲「リセットノススメ」(歌:Raffine Inspire)は3月13日に配信がスタート。そのほか“日常ではできない妄想”をTwitterで募るキャンペーンも行っているようなので、普段のストレスや妄想をそこにぶつけてみるのも良いかもしれない。

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