乃木坂46 齋藤飛鳥、“美談”を好まない理由明かす「昔の自分とか過去は切り捨てていきたいタイプ」

 伝説の寿司店・The Arakiでは夢だったというカウンター越しに店主との会話を楽しむ齋藤。「挫折が未来への一歩になる」というメッセージに、「(乃木坂46の)周りの子がすごく優れている子が多いから、何で自分にはできないんだろうなぁっていう気持ちをずっと感じていたから。負の感情をバネにして頑張っていたみたいな時期は確かにあったなと思います」とアンダーメンバーとして奮闘していた初期を回想する。「周りのメンバーとのキャラクターのバランスがこっちじゃないな……とか。こっちは自分に合ってないなって模索は色々しましたね」と明かす齋藤がセンターに選ばれたのはデビューから5年後。ソロとしても成功している齋藤だが、彼女は美談を嫌う。「昔の自分とか過去は本当は切り捨てていきたいタイプなので、昔はあーだったけど、今は頑張ってこうなりましたみたいな無理やり美しくする感じのはあんまり好きではなくて。もうなんなら1日前でも嫌です」と話す齋藤は、続けて「昔言ったことを引っ張り出されて、それ今の気持ちじゃないしなみたいなのが多いけど、特別それを否定したりとかは粋じゃないのかなと」と語る。

 “アイドルらしく”が苦手な齋藤は自問自答し、いつも謙虚だ。「自信ない自分でいいんだよ」という店主の真っ直ぐな言葉に齋藤は「私も自分に対してすごく自信が持てるタイプではないので、『何で乃木坂46をここまでやってるんですか?』って言われたら『好きだから』としか答えられないなと思いました」とグループへの思いを述べる。店主の妻も姿を見せ、真っ直ぐに接するその姿勢に齋藤は涙を流す。熾烈な競争を繰り広げること7年。齋藤はアイドルの世界で光も影も経験してきた。齋藤は過去を見ないで、常に上書きし続けていく。

 3月15日の放送では長嶋一茂&長谷川潤が出演する予定だ。

(文=向原康太)

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