高橋朱里、AKB48卒業で新たな挑戦 グループにおける功績と『PRODUCE 48』を経た変化
AKB48・高橋朱里が、3月4日にグループからの卒業を発表した。
これは、東京・AKB48劇場で開催された彼女の『生誕祭』公演にて明らかとなったもの。AKB48卒業後は、韓国のアイドル事務所であるウリムエンターテインメント(Woollim Entertainment)より再デビューするという。
高橋は卒業発表のなかで、「なりたい自分とか、かなえたい目標に出会うことができて、夢への選択肢も増えてきました。今まで以上に輝く自分でないといけないと思い、決断しました。AKBが大好きだからこそ挑戦したい」と、新たな自分になるためのチャレンジであることを強調していた(参考:日刊スポーツ)。本稿では、彼女の旅立ちに寄せて、AKB48での功績を振り返りたい。
高橋は、2011年2月に『AKB48 第12期生 研究生オーディション』に合格。2012年に正規メンバーに昇格すると、同年5月発売のシングル「真夏のSounds good !」で初の選抜メンバー入り。2015年にはチーム4のキャプテンに就任した。10期生以降のメンバーがチームキャプテンを務めるのは、当時は初の事例となった。
選抜メンバーとしても、近年に非常に大きな躍進を見せた。2016年6月開催の『第8回AKB48選抜総選挙』では、自身最高の15位にランクイン。初の総選挙選抜メンバー入りを果たす。そこから、2017年に11位、2018年には12位にランクインした。なお、2017年12月以降は現在までチームBのキャプテンも担当。グループの中心人物としての活躍は目覚ましく、今回の卒業で他メンバーが失うところも大きいことだろう。
高橋は近年、AKB48の中でも個人活動を大きく展開してきたメンバーの一人でもある。2017年4月より、スポーツドキュメンタリー番組『ミライ☆モンスター』(フジテレビ系)レギュラー出演を決めると、同月よりミュージカル『雪のプリンセス』でも初主演に抜擢された。また、昨年7月には初写真集『曖昧な自分』(講談社)を発売するなど、年を経るごとに活躍の場を増やしている。
同写真集の発売インタビューでは、AKB48の現状について口を開く場面も。同記事では、AKB48であることに対して自信の乏しいメンバーもいると指摘する過程で、「個人がしっかりやることを決めて、経験を積んでいて個人的に大きくなることが、グループが大きくなることだと思ってます。自信をつけるためにも、今は個人プレーもやっていきたいと思っています」と力強く述べていた(参考:ORICON NEWS)。