EXILE、大阪公演で広島の子どもたち59名とダンス!  4万6,000人の前で「Rising Sun」披露

EXILE、大阪公演で子どもたちとダンス

 EXILEが2月10日に大阪・京セラドーム大阪にて開催したライブ公演『EXILE LIVE TOUR 2018-2019 “STAR OF WISH”』に、広島市立矢野中学校生徒59名が出演し、訪れた観客4万6,000人の前でEXILEメンバーとともに復興支援曲「Rising Sun」のダンスパフォーマンスを披露した。

 「Rising Sun Project」は、EXILEが所属する株式会社LDH JAPANの協力のもと、東日本大震災後、東北をはじめとした日本中の子どもたちにダンスの力で元気になってもらいたいとの想いで2012年からスタートした復興支援プロジェクト。EXILEメンバーが被災地を訪れて現地の中学生たちに「Rising Sun」の振り付けを指導したり、共にイベントに出演するなどの活動を行ってきた。今回は、2018年7月に発生した「西日本豪雨」被災地である広島市安芸区から、広島市立矢野中学校の生徒が参加。EXILEのライブに「Rising Sun Project」の子どもたちが出演するのは、昨年10月21日に開催された東京ドーム公演、11月18日に開催された福岡 ヤフオク!ドーム公演に続き、3度目となる。

 本番前、プロジェクトリーダーのÜSAとTETSUYAは、リハーサルを終えた生徒たちの控室を訪れ、「地元の人たち、お父さん、お母さん、先生方や周りの仲間たちのことを思って、日本中が元気になるようなパフォーマンスをしようという気持ちで踊ってほしい」(ÜSA)、「日本を元気にするきっかけの一つになれば良いなと思って、このプロジェクトを始めました。良い汗をかいて、良い笑顔で踊りましょう」(TETSUYA)と、それぞれに激励の言葉をかけた。

 ÜSAとTETSUYAを含む全員で円陣を組み、“気合い入れ”をした後はいよいよステージへ。TAKAHIROの「今日はRising Sun Projectということで、広島から矢野中学校のみんなが来てくれました。大きな拍手を!」との紹介で、揃いの赤い「Rising Sun Project」Tシャツと白のスウェットパンツに身を包んだ生徒たちがステージの花道に登場。楽曲が始まると、生徒たちは約2カ月に及ぶ練習の成果を存分に発揮して、堂々たるパフォーマンスを披露し、訪れた観客たちの温かい拍手に包まれた。

 終演後、楽屋を訪れたÜSAは、「みんなダイナミックにかっこよく踊っていて、キラキラしていて、本当に感動しました! これからもみんな色々あると思うけれど、元気に頑張ってください」と生徒たちを労い、ハイタッチで送り出した。ÜSAは同プロジェクトの今後について、「日本各地に、折れない心を持った仲間たちがいると思うので、またタッグを組んで踊っていきたい」と展望を明かした。

 また、ステージでの共演を終えたTETSUYAは、「いざ一緒にステージに上がったら完璧なダンスで、お客さんが喜んでいる顔が見えて、危うく泣いてしまいそうなほど感極まりました。東日本大震災後、さらに被災地と呼ばれる地域が増えてしまったのは悲しいことだけれど、前に進むことしかできないので、僕らは僕らにできることをしっかりと考えながら、エンタテインメントで世の中に恩返しをしていきたい」と満足そうな表情を浮かべた。

(取材・文=松田広宣)

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