嵐、2020年をもって活動休止へ “5人で嵐”の思いで下された決断とファンへの思い
嵐が、2020年12月31日をもってグループ活動を休止する。
ファンクラブ向けのサイトに投稿された5人の動画メッセージで明らかになった今回の発表。2017年6月中旬頃に大野智が「2020年をもって自分の嵐としての活動を終えたい」「嵐20周年、2020年という区切りで一度嵐をたたみ、5人それぞれの道を歩んでもいいのではないか」「一度何事にも縛られず、自由な生活をしたい」とメンバーに打ち明け、何度もメンバー、個人間で話し合いを行い下した決断なのだという。
思い起こせば、2017年3月におよそ14年半担当してきたレギュラーラジオ『大野智のARASHI DISCOVERY』(FMヨコハマ)の幕を下ろした大野。以降はソロ活動をおさえながら、嵐としての活動に注力していた印象だ。動画の中では他メンバーたちからも休止についての言葉が語られていたが、どのメンバーからも伝わってきたのは“5人で嵐”であり、“永遠に嵐”だという共通の思いだった。だからこそ、多くの話し合いの末、“解散”ではなく“休止”という選択がなされたのだろう。
驚異的なセールス/動員数を誇ってきたCDリリース、ライブなどの音楽活動はもちろん、『VS嵐』(フジテレビ系)と『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)といった人気冠番組、「日立アプライアンス」「観光庁」「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」「日本航空」「日本郵便」のCM出演など、嵐の活動休止が社会全体に与える影響は大きい。NHKでは大相撲初場所千秋楽生中継中に「人気アイドルグループの嵐 来年末で活動休止と発表」とテロップでニュース速報が行われ、その他夕方帯のニュース・情報番組でも「国民的アイドルグループの活動休止」が速報として伝えられた。