Kis-My-Ft2は先輩たちと共に成長してきた グループでの初ゴールデンレギュラー番組に寄せて

 そして、ゴールデン進出が決まった感想コメントで、「僕、この番組が楽しくて仕方ないんですよ」(引用:テレ朝POST)と語った宮田俊哉は、趣味であるアニメ好きを活かしてオンリーワンの存在感を発揮。アニメ好きのホームである秋葉原では「空気がうめー!」と高らかに叫び、同士ともいえるアニメオタクに声をかけて、次々と奇跡を起こす。また、宝くじ企画でもプライベートの購入分で10万円当選というミラクルも。その使い道を「アプリに課金」と即答できるところも、さすがの一言だ。

 ひたむきで、どこか不器用で、天然なところも多いKis-My-Ft2は、厳しく導きながらも、彼らの弱点を一緒に楽しんでくれるアニキ的存在との愛称がいい。Kis-My-Ft2にとって初の冠番組となった『濱キス』(テレビ朝日系)ではよゐこの濱口優、舞祭組が生まれた『キスマイBUSAIKU!?』(フジテレビ系)では中居正広など、これまでも多くのアニキと呼べる先輩たちが7人の成長を楽しんできた。

 『10万円でできるかな』は、Kis-My-Ft2にとってゴールデン初のグループでのレギュラー番組となる。濱口との「この濱口優を踏み台にして、どんどん上がっていけ」という約束を果たすための大きな一歩。濱口も自身のInstagramで「#やりやがったなぁ #自慢の後輩達よ #おめでとう:お祝い: #金 #金 #金 !!」と投稿。ハッキリとKis-My-Ft2の名前は出していないものの、きっと彼らへのエールに違いない。

 有料モバイルサイト『ジャニーズweb』では、宮田が「ぜってーこの番組終わらせねー!!」と決意のコメントを投稿。続けることの大変さ、ゴールデン番組を持つプレッシャーを感じていると続ける宮田は、「みんなも俺たちにチカラ貸してね!」「番組を愛してくれてる方! キスマイを愛してくれるみんな! 俺も愛してるぞー!」とストレートに愛情を発信する。この素直さこそ、彼らから目が離せない理由だ。

 デビューまでも地道にキャリアを重ねてきたKis-My-Ft2。そして、デビューから約7年かけて、ゴールデンタイムのレギュラー番組初進出。じっくり、着実に、コツコツと、彼らの歩みはこれからも続く。アニキ分たちの愛あるいじり、そしてファンの温かい眼差しをたっぷりと受けながら。

(文=佐藤結衣)

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