米津玄師、海外アリーナ公演開催&weibo開設後フォロワー急増 アジアでの人気拡大背景に迫る

 米津玄師が、3月に上海/台北で初の海外公演を行うことを発表した。これは、現在開催中のアリーナツアー『米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃』の追加公演として決定したもので、何より驚きなのがその規模。特に凄いのが上海で、会場はなんと“中国最大級の屋内アリーナ”と呼ばれる「メルセデス・ベンツアリーナ」だ。同会場は、約1万8000人のキャパシティを持っており、日本で例えると横浜アリーナほどの大きさだという。会場の大きさからしても、米津が海外でも多大な支持を集めていることがうかがえる。

米津玄師『Flamingo / TEENAGE RIOT』

 また、米津は中国版ツイッター「微博(weibo)」を開設。あっという間にフォロワーは増え、始めてから2週間足らずで29万6000人に達している。では、米津の人気がアジア全体に広がっていった背景には何があるのだろうか。中国ミレニアルカルチャー事情に詳しい陳暁夏代氏に話を聞いた。

「米津さんといえばハチ名義でニコニコ動画にボーカロイド楽曲を投稿していたことでも有名ですが、中国でも八爷という愛称で親しまれています。米津さんが楽曲投稿していた当時、中国のサブカル系動画投稿サイト・ビリビリ動画やSNSでは、ボーカロイドや初音ミクの楽曲が多数シェアされており、一定の人気を獲得していました。 今でも彼のことを八爷と呼ぶファン層はその時の名残であるといえるでしょう。

 また、米津さんは、日本でのサブスクリプションは解禁していませんが、中国ではすでに解禁しています。「Lemon」「打上花火 (DAOKO×米津玄師)」など米津さんの楽曲は、バラード好きな中国人には評判が良いんです。中国サブスクリプション大手・网易云音乐では、ユーザー自身の“年間で最も聞いた音楽”を確認できる機能がありますが、米津さんの楽曲を“最も聞いた音楽”だというユーザーが多く、その画面をスクリーンショットしてSNSにあげている方もいました。 日本のアーティストのなかでも、その実力が評価され、圧倒的な人気を獲得していることは間違いないですね。

 『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)は、中国でも注目が集まっている番組なのですが、今年は米津さんの出演が特に話題になりました。また、その直後に上海/台北公演開催が発表されたのでタイミングも抜群だったように思います」

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