豊田萌絵が振り返る、2018年のアイドルシーン 「生駒ちゃんは乃木坂の最初期を支えた功労者」

豊田萌絵が振り返る、2018年のアイドルシーン 「生駒ちゃんは乃木坂の最初期を支えた功労者」

 AKB48系グループの顔として長らく活動して来た指原莉乃(HKT48)が、来年4月28日をもって同グループを卒業することを発表した(※取材時には指原莉乃の卒業は未発表)。それ以外にも、2018年はアイドルの卒業・脱退や、その発表が目立つ年だった。乃木坂46(以下、乃木坂)の生駒里奈や西野七瀬、BABYMETALのYUIMETAL、ももいろクローバーZ(以下、ももクロZ)の有安杏果、私立恵比寿中学の廣田あいか(卒業ではなく転校と呼称)など、枚挙に暇がない。さらにバニラビーンズ、Ciao Bella Cinquetti(チャオベッラチンクエッティ)、PASSPO☆、アイドルネッサンスなど、解散するグループも多かった印象だ。

 声優ユニット・Pyxisのメンバーである豊田萌絵は、アイドルカルチャーに詳しいタレントのひとり。インターネットラジオ番組『豊田萌絵のアイドル畑でつかまえて』(文化放送 超!A&G+)では、毎回アイドルに関する幅広い知見を披露するなど、並々ならぬアイドルへの愛情を発信、表現している。

 そんな彼女に、アイドルファンとして、また自身もユニットとしてステージに立つ立場から、2018年のアイドルシーンについて振り返ってもらった。(岡島紳士)

“乃木坂の顔”はいまだに生駒ちゃんだと思ってます

ーー豊田さんにとって、2018年のアイドルシーンはどんな印象でしたか?

豊田萌絵(以下、豊田):末尾が8の年ってアイドルシーンや音楽シーンが動くイメージがあるんですよ。1988年はアイドル冬の時代の到来、1998年のTK(小室哲哉)ブームの衰退。2018年もそういう意味で、アイドルの卒業・脱退・解散が目立った年でした。小室哲哉さんの引退も今年でしたね。

ーー特に印象的だったアイドルの卒業・脱退というと?

豊田:一番衝撃だったのは、ももいろクローバーZの有安杏果さん。1995年3月15日生まれっていうのが、全く私と一緒なんですよ。勝手に運命を感じていたこともあって、中学生くらいの時からずっと推してたんです。ももクロさんとは『坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT』(フジテレビNEXT)というテレビ番組で共演して、一緒に歌を歌わせていただいたこともあって。有安さんはSNSは続けてても、今は芸能活動はされていないので、会えないのは辛いです。わがままかも知れませんが有安さんの歌声が好きなので、たとえソロでも歌声を届けてくれたらいいなって思います。

ーー中学生くらいというと、ももクロのどの辺りの時期ですか?

豊田:早見あかりさんがいた頃からですね。まだ茨城の実家に住んでいて、ヤマダ電機ツアーには行けなかったんですけど、やってることは知ってました。ネットでMVを観たり、曲を聴いたりしてましたね。有安さんのグループ加入時もネットで見てました。

ーー他に気になった卒業・脱退はありますか?

豊田:(こちらで用意したリストを見ながら)AKB系グループは母数が大きいから、卒業メンバーの人数も多くなりますよね。でもこうやってリストを見ると、すごい数ですね! 卒業・脱退者が多い以前に、アイドルグループの数自体がめちゃめちゃ多いんだなって、改めて気づきます。ちなみに個人的には、乃木坂46、欅坂46、イコラブ(=LOVE)あたりは特に好きでライブにも行ってるので、これらのユニットにも休学や卒業があったのはすごく悲しかったですね。乃木坂の生駒ちゃん(生駒里奈)の卒業コンサートも行きましたがめちゃめちゃ泣きました。生駒ちゃん自身がセットリストを組んでいたのですが、彼女自身のこれまでのアイドル人生をググっと詰め込んだものという印象で、AKB兼任時代の曲もやってくれたし、そういう生駒ちゃんらしいサービス精神溢れる卒業コンサートでした。悲しい気持ちもあったけど、終わった後はすごく晴れやかな気分でしたね。私、基本的にグループのセンターの子を好きになるんですよね。生駒ちゃんは乃木坂の最初期を支えてくれた功労者で「乃木坂の顔」と言ったらいまだに私は生駒ちゃんだと思ってます。そういう生駒ちゃんの“主人公感”が好きです。

「大丈夫?死人出ない?」って思いました

ーー乃木坂と言えば西野七瀬さんも卒業を発表しました。

豊田:これ、結構2018年の中でも大ニュースだと思うんですよ! 発表を聞いた時はショックで1日ご飯が喉を通らなかったですね。「これ大丈夫? 死人出ない?」って思いました。私レベルのファンでこんなになるのに、ガチ恋レベルのファンの方は大丈夫かなって。スケジュールが合えば、2月の京セラドーム大阪の卒コンに遠征したいと思います。もし行けたら、人生初遠征ですね。

ーーそんなに好きなんですね。西野さんのどういうところが魅力ですか?

豊田:“放っておけない女の子感”がたまらないんですよ。いろんなタイプのアイドルがいると思うけど、西野ちゃんは一番男性に刺さるタイプのアイドルだなと思ってるんですよ。ちょっと自信なさげに見えるんだけど、実はすごく負けず嫌いな所もあって「これは守ってあげたいって思うわな」ってところが西野ちゃんの魅力ですね。完全に男性目線で見てます(笑)。

ーーでは、グループ自体の解散で印象的だったのは?

豊田:チャオ ベッラ チンクエッティさんは長く続いたグループだったので「ここで解散するんだ」と驚きました。でも「お疲れ様でした」っていう気持ちが強いですね。バニラビーンズさんも長かったですよね。篠原ともえさんとの『シノ×バニ』(テレ朝動画)も観ていたので、こちらも「お疲れ様でした」っていう気持ちが強いです。あと、昭和の名曲もカバーしてて好きだったのでアイドルネッサンスさんはもうちょっと見ていたかったなって思いました。声優業界でいうとWUGちゃん(Wake Up, Girls!)はデビューがほぼ同時期だったので、感慨深いです。でも私も10代で芸能界に入って、もう23歳だから、解散してもしょうがない時期だったのかなって納得しました。アニメ発祥のグループなのに、アニメを飛び出して成立させ、かつ長く続けてたのはすごいなって思います。

ーーその他、2018年に気になったアイドルの動きはありますか?

豊田:引退や卒業が目立つ中でデビューしてるグループも多いのですが、その中でもチェックしてるのはZOCちゃんです。いい意味でメンバー全員クレイジーなところが好き。もともと大森靖子さんが共犯者(プロデューサー兼メンバー)として一緒にやってるってことで注目してたんですけど。メンバーだと戦慄かなのちゃんが一番好きです。100パーセントの人間臭さを出してくれるところがいいんですよね。私、基本的にはアイドルさんって、ももち(嗣永桃子)や道重さん(道重さゆみ)みたいにアイドル然としていたり、80年代アイドルの様に自分の手の届かない、憧れの存在といった感じの方が好きなんですけど。その真逆で、かなのちゃんに関しては過去も現在も全部自分をさらけ出してるところが魅力的なんです。私にとっては初めてハマったタイプ。。現代だからこそ輝けるアイドルだと思います。

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