DEEPが語る、RYOの引退とシングル『WISH』に込めた想い「僕らは歌い続けていくしかない」

DEEPが語る、RYOの引退とシングル『WISH』に込めた想い「僕らは歌い続けていくしかない」

 現在、約3年ぶりの全国ツアーを周っているDEEPが、12月26日にシングル『WISH』をリリースする。引退を発表しているメンバーのRYOが参加する作品としては、最後となる同シングルでは、RYO自身が作詞を手がけたという。RYOは『WISH』にどんな想いを込めたのか。そして、引退後のグループはどうなるのか。現在の本音を明かしてもらった。(編集部)

RYO「やれることは最後までやり切って」

――約3年ぶりとなる、待望の全国ツアーが決まりつつも、その後、RYOさんがグループを引退するという衝撃的なニュースが飛び込んできました。その話はいつ頃から具体的なものになったのですか。

RYO:メンバーに相談したのは、今年の7月ぐらいですね。最初にTAKAに連絡して、「ちょっと話があるんだけど。実は新しい夢ができて……」という説明をして、そこから順に、メンバーひとりずつに話していった感じです。

――その話を聞いたとき、メンバーはそれぞれ、どんなリアクションを?

TAKA:RYOから「ちょっと話がある」と連絡がきたときに、そういう話なんじゃないかという予感みたいなものはしていて。案の定、そうだったんですけど、実際に聞いてみるとすごく前向きな話だったんですよね。それまでDEEPという道を一緒に歩んできたけれど、またさらに、新しい道を歩んでみたいというか、そういう道を見つけられたんだという話だったので。そのこと自体、素敵なことだなと思いましたし、何よりも、そこに向かっていこうとするRYOの心意気を、僕も応援してあげたいなという気持ちでした。

KEISEI:昨日入って、その次の日にやめるという話ではなく、10年以上も一緒にやってきた中で、「他にやりたいことができた」と言ってきたわけですから、やっぱり僕らも真摯に受け止めたいです。もちろん時間がかかった部分もいろいろあるんですけれど、RYOがそういう決断をしたことは、僕らも受け入れてあげたいなと。

YUICHIRO:そもそも、RYOがそこまでの意思表示をするのって、意外と初めて見たような気がするんですよね。だからこそブレない決意を感じたし、僕としてはもう、ただ純粋に応援したいし、困ったことがあったら助けていきたい。これまでRYOには、助けられてばかりだったので。

――その後、お互いに相談しながら、引退の時期を決めていった感じですか?

RYO:そうですね。6月にアルバム『THE SINGER』が出たあとだったので、やっぱりそのツアーが終わってからというか、僕がやれることは最後までやり切って終わりたかったので、年内いっぱいということにさせてもらいました。

TAKA「先が見えるような曲になった」

――11月下旬からは3年ぶりの全国ツアーが始まって、その最後にRYOさんの地元である長崎でファイナルを迎えると同時に、ニューシングル『WISH』がリリースされます。

TAKA:そのシングルも、実は急遽決まったんですよね。

RYO:そうなんです。スタッフさんの粋な計らいと言いますか、僕が主導する形で「一曲作ってみないか?」と言ってくださって。

――そういう経緯だったんですね。その話を受けて、どんなシングルにしようと考えましたか?

RYO:やっぱり、今まで12年やってきて、思い出や感謝の気持ちはもちろんあるし、それはもう1曲では書ききれないほどあります。だからこそ、逆にそういう曲を書いて浸ってしまう感じになるのは、ファンの皆さんにとってどうなのかなという気持ちがありました。僕らDEEPは今、すでにそれぞれ前向きな気持ちでいるので。そう考えたうえで、僕の今の等身大の気持ちを乗せた、世の中の人たちの背中を押せるようなメッセージの強い曲にすることにしました。

――DEEPを去るRYOさんの思いが詰まった曲であると同時に、今後も続くDEEPの新曲でもあると。

RYO:そうですね。やめるからどうこうではなく、これから先を見つめるような目線で、ちゃんとメッセージを込めた曲にしたいと思って書きました。

――トラックに関しては、どんな雰囲気のものにしようと?

RYO:最初に僕のほうから、こういう感じの曲がいいっていうのをリクエストさせてもらったんですよね。大まかに言うと、バラード過ぎず、かといってアッパーな感じでもないミディアムテンポの曲です。加えて、しっかりと歌い上げる楽曲にしたかったので、みんなで歌い上げられるぐらいのテンポ感とキーの高さは意識しつつ、ほんの少し切なさも滲ませるようなイメージです。それで何人かのトラックメイカーの方にお声がけさせていただいて、仕上がってきた楽曲の中から、メンバー全員一致で「この曲にしよう」と決定した感じです。イメージにぴったりハマった曲でした。

YUICHIRO:聴いた瞬間に、何か「あ、きた!」って感じでしたね。イントロからもう、少し懐かしさがあるというか、情景が思い浮かぶようなトラックだったので。

TAKA:僕らとしても、お涙頂戴みたいなのはちょっと避けたかったんです。そういう意味でも、すごく先が見えるような曲になったと思うし、切ない雰囲気がありつつも、前向きにも捉えられるメロディラインが絶妙だと感じました。明るくしようと思えば明るくできるし、切なくしようと思えば切なくもできる、ちょうどいいバランスの曲になったと思います。

KEISEI:RYOが書いたリリックのテーマ自体、“別れ”よりも“旅立ち”という感じで、未来に向かっていくような内容だったので、そういった意味でも、あんまり湿っぽい感じではなく、いろんなものを抱えながらも前に進む感じにしたかった。そういうトラックになっていると思います。

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