乃木坂46、西野七瀬センター曲「気づいたら片想い」披露の理由 『Mステ』と紡いだ歴史から考察

 あわせて披露される「シンクロニシティ」や、先述の「帰り道は遠回りしたくなる」にも触れておこう。両楽曲の歌詞には、悲しみや寂しさをポジティブな想いに昇華するなど、様々な共通点が見られる。前者では、ふとした瞬間の“心の共鳴”を通じて、悲しみを思いやりに。後者では、寂しい別れを“強くなる”ために踏み出す一歩として捉えている。これらの楽曲に寄り添うことで、「気づいたら片想い」の歌詞やMVに込められたメッセージにも、また新たな解釈が見出すことができるかもしれない。

 『ミュージックステーション』と西野七瀬、そして乃木坂46にとって大切な一区切りとなるだろう今回の「気づいたら片想い」。そのパフォーマンスが、彼女たちの新たな旅立ちに際する“きっかけ”になることを願ってやまない。

(文=青木皓太)

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