KinKi Kids、嵐、King & Prince、NEWS…『Mステ スーパーライブ』ラブソング&応援歌の魅力

 今夜7時よりオンエアされる『MUSIC STATION SUPERLIVE 2018』(テレビ朝日系)。今回も多くのジャニーズアーティストたちが出演し、華やかなステージを披露する。なかでも思わず胸をときめかせるラブソング、そして勇気を貰える応援ソングを歌うグループ&楽曲の魅力に注目したい。

ファンとの関係性も重ねられるラブソングたち

 今夜、ラブソングを歌うのはKinKi Kids、嵐、ジャニーズWEST、King & Princeの4組。アイドルにとってのラブソングは、恋愛の喜びや悲しみを歌いながらも、どこかファンと彼らの間にある愛を歌っているようにも感じられる。付き合いの長さによって、変化していく愛のかたち。そんなことを感じながら、ラブソングを聴くと、また違った楽しみ方ができるのではないか。

 今年デビューしたKing & Princeのデビュー曲「シンデレラガール」は、王道のアイドルソング。“笑顔をずっと守り続けたい”という内容は、アイドルとして多くの人を幸せにしたいという初心表明そのもの。だが、2018年のアイドルは少し現実的だ。歌詞の中でも〈だれもがみんな嘆いてる/“恋の魔法には期限がある”〉と歌うのだ。そして、何度でも恋する間柄でいようと、未来を見据える。夢も恋も永遠に続かないものだと知っているからこそ、今この瞬間の気持ちを大切に、というメッセージにも感じられる。先日、メンバーの岩橋玄樹がパニック障害を告白し、治療に向き合うという厳しい現実も発表された。〈いつになっても いつになっても/となりでその笑顔見せて〉と歌うこの曲は、“病めるときも健やかなるときも一緒に歩んでいこう”という、デビュー曲にしてプロポーズソングのようだ。

 2014年にデビューしたジャニーズWESTが歌うのは、「プリンシパルの君へ」だ。〈旅は続く傷ついても/遠回りは近道になる〉とは、デビューまで紆余曲折を経た彼らだからこそ、ずしりと心に響くフレーズ。しかし、その遠回りがあるからこそ、心の距離が近づくこともあると彼らは知っている。いつだって彼らの根底には、長い間関西ジャニーズJr.時代を支え、ついてきてくれたファンへの感謝がある。そして、デビュー後に彼らを好きになった人たちも含めて、ファンがいるからこそ自分たちの夢が叶っているのだということを忘れない。ファンがいなければ、この旅はない。そんな思いが、〈最愛を探す旅息を切らして/世界を楽しめ君は主役〉という歌詞につながっているように感じる。応援してくれるファンこそ主役(プリンシパル)なのだ。

 1999年デビューの嵐が歌うのは、相葉雅紀主演のドラマ『僕とシッポと神楽坂』(テレビ朝日系)の主題歌としても親しまれた「君のうた」。ペットを通じて大切なものや、人と人とのつながりを、改めて考えさせられるドラマの内容にぴったりな、やさしい世界の歌だ。長い間、共に歩み続ければ、避けられない別れや、変わっていってしまうものもある。そんなときに寄り添ってくれるのが歌の力。ペットを看取った人たちならばハッとするような“虹の橋”というフレーズには、愛はずっと生き続けるのだと励まされ、温かい気持ちに包まれる。〈歩き出す 明日は僕らで描こう 涙に暮れたとしても塗り変えてゆく〉。涙が流れるほど悲しいということは、それほど愛しい出会いだったということ。忘れられないぬくもりが強さになることを伝えてくれる。それはファンにとって、嵐がくれた多くの喜びにそのまま置き換えられるかもしれない。

 そして1992年より、ふたりで活動を始めたKinKi Kidsは、今年堂本剛の体調不良により20年以上続けてきた年末年始のコンサートをやむなく中止するという決断をした。歌いたいのに、歌えない。聴きたいのに、聴けない。そんなやるせない気持ちを、そのままメロディにのせたかのような楽曲「会いたい、会いたい、会えない。」は、これまでも彼らに名曲を提供してきた久保田利伸によるもの。〈たとえ遠く離れてても/切れる事のないもの/信じてるよ〉。待つのも愛。信じるのが愛。静かに沸々と燃え続ける大人ならではの愛情だ。また、時としてKinKi Kidsのラブソングは、相方を大事に想う歌にも聞こえてくる。それぞれが自立しているからこそ相手を信じ続けられる関係性は、どんな間柄にも通じる“愛”そのものだからかもしれない。

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