Hey! Say! JUMP、チームで作り上げる全力のパフォーマンス スタッフ密着ドキュメンタリー第4回

 一方、音響チーム・倉持さんは、中島裕翔が披露するタップダンスの音を会場中に響かせるためのマイクを仕込んでいた。リハーサル段階では断線トラブルもあったが、本番では問題なくタップの音を会場中に響き渡らせ、これには倉持さんも思わず「完璧でした!」とカメラに向かって笑顔を見せた。そしてコンサート終盤、可動式センターステージを使う最大の見せ場に差し掛かった。その大事な場面を支える特殊機構チームの福田祥一郎さんは、ステージの組み立て段階から携わり、本番はリフター(昇降装置)の操作を担当。「歓声が上がった時は本当にやっててよかったなって」と、お客さんからの反応こそが自身の仕事のやりがいに繋がっていると明かしていた。

 そんなスタッフたちをメンバーはどう思っているのか? 中島と薮宏太は「本当に心強い仲間」、「夢を一緒に実現してくれる人たち」と表現していたが、その言葉からはスタッフをチームの一員として心から信頼していることが伝わってくる。だからこそ彼らは惑うことなく、全力のパフォーマンスを観客に届けることが出来るのだ。今回のドキュメンタリーを経て、12月から始まるドーム公演は今までとはまた違った視点からも楽しめることだろう。

■渡邉満理奈
1991年生まれ。rockin’on.com、Real SoundなどのWEB媒体を中心にコラム/レビュー/ライブレポートを執筆。趣味は読書でビートたけし好き。

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