関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP……単独カウコンがグループにもたらす転機

 1月1日が堂本光一の誕生日ということもあり、年末から年始にかけて東京ドームや京セラドームで行なわれるKinKi Kidsのコンサートはもはや恒例となっている。しかし、今年は堂本剛の体調が万全でないことを理由に、“一旦お休み”の発表があった。残念なお知らせではあるが、剛の体調が万全になることを待ちたい。そしてKinKi Kidsに代わって京セラドームで単独カウントダウンコンサートを行なうことになったのは、NEWS。初の単独カウントダウンコンサートということもあり、期待が高まっている。これまでも様々なグループが単独カウントダウンコンサートを行なってきた。そして、それが転機となっているグループは少なくない。

関ジャニ∞

 2009年、京セラドームで初の単独カウントダウンコンサート『関ジャニ∞ DOME CONCERT 2009-2010』を開催している関ジャニ∞。振り返ってみると、この後関ジャニ∞の人気は不動のものとなり始めたように感じる。2010年には全国ネットの初冠番組『冒険JAPAN! 関ジャニ∞MAP』(テレビ朝日系)がスタート。より幅広い層へ名前を広め始めた。全員で楽器演奏するバンドスタイルを確立したのもこの頃で、『LIFE〜目の前の向こうへ〜』で初めてバンド形態のシングルを発売。2011年には、『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)のメインパーソナリティを務めた。さらに、メンバーの村上信五主演の24時間テレビスペシャルドラマ『生きてるだけでなんくるないさ』には、メンバー全員が出演している。この単独カウントダウンコンサートをきっかけに、現在の「バラエティ」、「バンド」、「メンバー間の絆」という要素が確立した関ジャニ∞。彼らにとって大きな転機になったことは間違いない。

KAT-TUN

 2013年12月31日から2014年1月1日にかけて、京セラドームにてKAT-TUNの初の単独カウントダウンコンサート『COUNTDOWN LIVE 2013 KAT-TUN』が開催された。ちょうど4人体制になった頃で、ミニアルバム『楔-kusabi-』をリリースし、オリコン週間アルバムランキングで1位を獲得。新体制でも変わらず精力的に活動をしていた時期である。さらに、単独カウントダウンコンサートを行なった翌年の2014年からは『ザ少年倶楽部プレミアム』(NHK BSプレミアム)のMCに就任。その後、さらなるメンバーの脱退があり、「充電期間」としてグループ活動を休止していたものの、その間も亀梨和也、中丸雄一、上田竜也それぞれでのソロ活動が充実。そしてついに2018年にグループ再始動を果たしたのである。振り返ると、紆余曲折がありながらもKAT-TUNの勢いは劣ることは一切なかった。「このグループは何があっても存在し続ける」という確信があったからこそ、怒涛の日々の中でも単独カウントダウンコンサートを任されたのではないだろうか。

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