嵐、いよいよ結成20年目へ 模索してきたグループの“個性”はどう発揮される?

 また、7月には55枚目となるシングル『夏疾風』をリリース。表題曲は、『第100回全国高等学校野球選手権大会』応援ソング、そして『熱闘甲子園』(テレビ朝日系)のテーマソングに起用された。嵐の応援ソングといえば、受験生の背中を押す「サクラ咲ケ」や、5人全員で作詞した「ファイトソング」などがまず挙がるが、これらの既存曲にも匹敵するほど、「夏疾風」に込められたメッセージはとても力強く響いてくる。それは、グループとしての表現力を磨いた結果、彼らの発するメッセージが、よりリアリティを帯びたものに聞こえてくるからなのかもしれない。

 事務所内では近年、グループの解散やメンバーの退所といった発表も続くなか、嵐はグループとして活動し続ける意義を改めて考えているのかもしれない。そんな彼らは、10月24日に新シングル『君のうた』を発売する。さらに、例年通りであれば、新アルバムも発表される時期だ。そこではどんな“嵐らしさ”を見せてくれるのだろうか。

(文=青木皓太)

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