メジャー2ndシングル『ずっとサマーで恋してる』インタビュー
虹のコンキスタドールが目指す、“とにかく楽しい虹コン” 「これからもっと上に行けるぞ!」
7月14日に結成4周年を迎え、5年目に突入中。現在『結成5周年プロジェクト』として様々な活動を行っている、虹のコンキスタドール(虹コン)。今年に入って事務所をディアステージに移籍した他、メンバーの根本凪がでんぱ組.incと兼任、そして5月に新メンバー山本莉唯の加入など激動の1年を過ごしてきた。また8月初旬に開催された『TOKYO IDOL FESTIVAL 2018』でも話題になった。今回はメンバーを代表して鶴見萌、根本凪、的場華鈴、岡田彩夢、清水理子の5人が登場。様々なトピックに答えを出しながら、9月12日にリリースするメジャー2ndシングル『ずっとサマーで恋してる』の魅力も語った。アイドルだけどオタクな、等身大の飾らない素顔が見えてきた。(榑林史章)【最終ページに読者プレゼントあり】
カップリングの「in(door) the Summer」こそ虹コンの本質
ーー9月12日にニューシングル『ずっとサマーで恋してる』をリリースするわけですが、収録曲はこの夏に様々なところで歌って好評でしたね。
的場華鈴(以下、的場):毎年この時期になると「虹コンの夏が来た!」と言ってもらえるのが、すごく嬉しいです。これまで“夏曲”をたくさん発表して来て、「やっぱり虹コンと言えば夏だね」と言っていただけるようになって、年々“虹コン=夏”という印象を、持っていただけるようになっているなって思いますね。
ーーアッパーでハイテンションな曲ですけど、楽曲は実際に歌ってどうですか? ライブでの反応、パフォーマンスのポイントを教えてください。
的場:虹コンの夏曲は、いつもテンポが速くてキーも高いんですけど、今回の曲もその特徴がすごく出ていますね。
清水理子(以下、清水):個人的にはイントロの最後のところで、1人でフェイクを歌わせていただいているので、そこは注目して聴いてほしいですね。振り付けは何度もジャンプするのがすごく大変で、最初は全員疲れてハアハアしてしまうんじゃないかと心配していたんですけど、実際にライブでやるとめちゃめちゃ楽しくて、疲れを感じないです。
岡田彩夢(以下、岡田):サビではメンバーの振り付けとは別に、お客さんが頭の上でハートを作ってジャンプする振りがあって。それとコールもあるので、ライブでは一体感を楽しめる曲になっています。
根本凪(以下、根本):お客さんの振り付けはメンバー発信で、振り入れする前にメンバーで「どういう振り付けになるんだろうね?」って、勝手に考えていたものなんです。それで、せっかくだから実際にファンにやってもらおうということで発信したところ、ファンの方が拡散してくださって。ライブでは、みんな必ずやってくれる定番になりました。
清水:実際にライブで見たときは、感動したよね。ファンの動きを見て、感動して泣きそうになりました。みんな楽しんでやってくれているんだなって伝わって、すごく感動しました。
的場:話だけで想像するとシュールな光景だと思いますけど(笑)、ライブで実際に見た時は、動きが揃っててすごくきれいだったよね。メンバー提案でそういうことを発信したのは初めてだったから、やってもらえたのがすごく嬉しかったです。
ーーDメロの歌詞に〈最高じゃないかっ!〉とか〈わたしたちは無敵だっ!!〉というフレーズが出てきますけど、活動の中で最高とか無敵だと思うのはどういう瞬間ですか?
的場:7月に開催された『アイドル横丁夏祭り!!〜2018〜 in横浜赤レンガパーク』の時は、お客さんが溢れるほど集まってくださって、メンバーもすごく楽しくライブができたんです。その時は「これこそ虹コンだ!」と言うか、本当に「無敵だな」って思いました。最高すぎて、涙が出そうになるほど楽しくて。ファンの方との一体感も感じて、「これからもっと上に行けるぞ!」と思った瞬間で、終わった直後に自ら「虹コン最高じゃない?」ってツイートしたほど最高でした。
鶴見萌(以下、鶴見):毎回ライブが始まる前に、円陣を組んで「征服するぞ、オー!」って叫んで、隣のメンバーの背中を叩くんです。そういう気合い入れの儀式をやっている時は、みんなの気持ちがひとつになってめちゃめちゃ気合いが入るし、それをやることで「無敵だ」と思ってステージに立つことができますね。
ーーそんな「ずっサマ」のMVは、水着シーンが満載でファンには嬉しい映像になりましたね。
的場:再生回数の伸びが、驚くほど良くて驚きました。さすが水着!(笑)。
ーー水着は色もデザインもバラバラで、それぞれの“らしさ”も水着に出ているのではないかと思いますが、自分たちで選んだのですか?
根本:基本的にはそうです。レッスン場に水着が並べられていて。早い者勝ちみたいな感じで、まずは一斉に好きなのを選んで。
鶴見:私たち3人(鶴見、的場、根本)は、自分で選べなかったんですけど……。
根本:優柔不断が出てしまったんですよ。
清水:私は一瞬で「これだっ!」って取ったけど。
岡田:さすが、強い!
ーー映像的な見どころは?
根本:カメラワークがすごいです。カメラマンさんが、グイグイ入ってくるんですよ。レンズが本当にすぐ目の前だったから、その近距離感をファンのみなさんにも味わっていただけたら嬉しいです。
岡田:私が個人的に思う見どころは、2番でねも(根本)先輩が歌った後に私が歌うところです。そこは2人で見つめ合って歌う振りになっていて、ねも先輩が歌うアップからすぐ私が歌うアップになるので、映像でも振りの感じが伝わるものになっていると思いました。
清水:ねも先輩から彩夢ちゃんに振り返る目線が、カメラワークでも表現されていて。MVでも振り付けの世界観が、しっかり伝わると思います。
鶴見:観ていて目まぐるしいから、とにかく飽きないですよね。ワンシーンをスクショして観ても、後ろで跳んでる子の顔が可愛かったりとか、ワンシーンごとの情報量がめっちゃ多くて、それがずっとだから。そういうワチャワチャしたところは、虹コンらしくて楽しいかなって思います。
ーーカップリングの「in(door) the Summer」は爽やかな曲調ですけど、歌詞には、海よりも部屋が好きな虹コンらしさが出ていますね。
根本:共感ポイントがたくさんありますね。
鶴見:確かにみんな海よりも部屋が好きなんですけど、歌詞では〈今年は好きな人のために外に出て頑張ろうかな〉って歌ってますし……虹コンはみんなインドア系なのに、毎年夏は外へ出て行って「ずっサマ」みたいな曲を歌っているという、この“尊さ”をみなさんには分かっていただきたいです(笑)。
清水:分かる! 私たち、すごく頑張ってるよね(笑)!
鶴見:炎天下に出たら、一歩間違えると倒れますから(笑)。それを分かってほしい。「こっち(「in(door) the Summer」)が、虹コンの本質だよって。
ーー実はこっちがA面みたいな。
根本:裏A面曲ですね(笑)。
岡田:今回2曲は正反対のイメージですけど、最近の虹コンは“インドア系正統派ユニット”というキャッチフレーズでも売り出しているので、この「in(door) the Summer」は、ぴったりの曲です。「この歌詞は、誰々っぽいな〜」って、想像しながら聴いてほしいですね。
的場:そういう意味で、こういう違ったイメージの2曲が同じ1枚のシングルに入っているのは、虹コンならではだと思います。
鶴見:だから無理して外に出ず、エアコンの効いた涼しい部屋で、キンキンに冷えたジュースを飲みながら聴いてください。
清水:のんびり動画でも観ながら。
根本:そうめん啜りながらとかでも。
岡田:それが最高です!
的場:そういう夏があったっていいんです。