小林由依×土生瑞穂による“線香姉妹”は欅坂46を象徴するユニットに? 2人の共通点から考える

 小林は今泉佑唯とのユニット”ゆいちゃんず”としても活動。欅坂の中でも看板ユニットであるだけに、土生は欅坂を卒業する今泉の代わりなのではという声も少なくなかった。だが「302号室」がラジオで初オンエアされた直後、土生はブログでいの一番に反応している。「やっぱりゆいちゃんずの存在が大きいので 色々な意見があると思いますが 私はこのユニットが代わりだったら 絶対受け入れていません 全く別の新しいユニットとして ゆいぽんと作り上げていきたいです」(引用:土生瑞穂 オフィシャルブログ)と。決して代わりではない新ユニットだと断言していた。

 ギターデュオであるゆいちゃんずの曲は70年代のフォークソング風なのに対し、「302号室」は振付のコンセプトが昭和のアイドルというように、80年代っぽいポップな曲調である。未知数であった土生の歌声は喋り声と同じで可愛さがあり、小林の芯の通った歌声との相性も抜群だ。ビジュアルと同じく美しく調和がとれているように感じる。また、グラビアだけを見ると、今までの小林は大人っぽくしっかり者といった雰囲気が漂っていたが、背の高い土生と並ぶと、どこか生意気そうな妹感が漂っているのも実に新鮮である。

 そして歌詞だが、2年間同棲していた“君”が家を出ていくのを、“僕”は思い出にふけながらただ見守るしかなかったといった失恋ソングなのだが、今泉の卒業を聞いてからはどうしても歌詞が重なって聴こえてしまう。だからこそ新ユニットが歌うことに意味があるのではないだろうか。

 今回の7thシングルは、けやき坂の「ハッピーオーラ」や欅坂を卒業する今泉のソロ曲「日が昇るまで」など、今までの集大成的な曲が多い印象だ。そんな中で、線香姉妹からは欅坂のネクストステージを感じられ、新生欅坂を象徴するユニットになるのではと期待が膨らむ。ゆいちゃんずを引きずるのは失礼かもしれないが、土生は高校1年生の時に『けいおん!』の影響で軽音部に入り、ONE OK ROCKの曲などをエレキギターで弾いていたという過去があるだけに、いずれ2人でギターを弾き語る姿も見てみたい。

(文=本 手)

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