GENERATIONS、“国民的実力派グループ”という大海原へーー東京ドーム公演で見せた無限の可能性

GENERATIONS、“国民的実力派グループ”という大海原へーー東京ドーム公演で見せた無限の可能性

 GENERATIONS from EXILE TRIBEが初のドームツアー『GENERATIONS LIVE TOUR 2018 “UNITED JOURNEY”』を完走した。名古屋、大阪、福岡、そして東京で計10公演を行ない、41万5000人を動員。さらに、東京公演ではライブビューイングに4万人が参加したという。“めざす場所は、どこにあるのか――この海の向こうに待つ、新たな世界へ“。

 8月5日、ツアー最終日。東京ドームは満員だった。開演時間と同時に聞こえてくる波の音。ブルーのライトが会場を照らし、マーチングバンドが出港のときを知らせる。メインステージのモニターには、無限の可能性を感じさせる大海原。そして、7人が乗り込んだ船が映し出される。船首に立ち雄々しく風を浴びる数原龍友。勇んで帆を揚げるリーダーの白濱亜嵐。冷静な眼差しで単眼鏡を覗く佐野玲於。ミステリアスな色気を放つ中務裕太が銃を構え、バラエティで進行役を務める小森隼が地図を広げると、関口メンディーがパワフルに操舵輪を回し、我らが王子・片寄涼太が新たな扉を開ける。それぞれのキャラクターがよく分かるオープニングに改めて思うのは、GENERATIONSはギャップの塊だということ。


 一見、強面でガキ大将な龍友は、誰よりも甘い歌声で不器用な想いを歌うシャイボーイ。完璧な肉体美とつややかなダンスを披露する亜嵐は、知れば知るほど天然の親しみやすさを兼ね備える。クールな眼差しの玲於の内には、ダンスへの情熱が燃えたぎり、謎めいた魅力を放つ裕太がどこまでも人間臭く男気にあふれている。まとめ役に奮闘するも子犬のような愛くるしい笑顔を見せる隼。超人パワーを放つメンディーは繊細で朗らかだ。そして、ウインクや甘い言葉でファンを喜ばせる涼太は誰よりも真面目で誠実。ギャップがあるということは、それだけ魅せる幅が広いということ。一人ひとりにある個性×7人とあれば、GENERATIONSの魅力の沼はどこまでも深い。そして、その魅力をダイレクトに味わえるのがライブなのだ。

 船出をしたGENERATIONS号は、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、そしてジャパンへと巡る旅を繰り広げる。その行く先々にある音楽文化を取り入れながら楽曲を披露していくさまは、GENERATIONSが培ってきた豊かな表現力を示すものになった。彼らのパフォーマンスに合わせて、観客が振る水色×白色のフラッグも、GENERATIONS号を進める風や波に見えてくるから不思議だ。そう、今GENERATIONSにはいい風もいい波もキテるのだ。メインステージに出現した巨大な帆を前に登場した7人は「UNITED JOURNEY」から「AGEHA」「ALRIGHT! ALRIGHT!」と、アッパーチューンでその“勢い“を見せつける。


 続く、「Hard Knock Days」では龍友がドラムを叩き、メンディーがラップで焚きつける。筋骨隆々の二の腕、炎の特効……レギュラー番組『GENERATIONS高校TV』(AbemaTV/テレビ朝日系)で、度々肉を巡って争う肉食男子コンビがGENERATIONSの“強さ“を、これでもかとぶちかす。かと思えば、しなやかな涼太のハモリが加わって、これぞ剛柔併せ持つGENERATIONSの“深み“と、惚れ惚れする展開。勇ましいシーンを見せたかと思えば、今度は「Always with you」でキッズダンサーたちと青空をバックに突き抜けるような爽やかなステージを見せたり、「PIERROT」で艶めかしい仮面武道会を披露したりと、様々な顔を見せてくれる。堂々とソファに腰掛けた亜嵐と玲於の滴る色気は、きっと彼らの積み上げてきた自信を比例しているのだろう。「Love You More」ではフロートに乗り込み、女性ダンサーとカップルダンスを披露。密着度の高い振り付けに会場からは悲鳴も。そんなファンの素直な反応に涼太が少しニヤリとする、意外とSな一面もチラ見えした。


 この1人ずつ乗っていたフロートが合体して船の形をしたバックステージになるのだが、これが客席から本当に近い! ドームであることを忘れてしまいそうなほど近くまで迫ってくるため、亜嵐の衣装が汗で身体に張り付いているところまでハッキリ見える。そして、中国の民族衣装に着替えた裕太と隼がステージに上がる直前に、ハグをしてお互いに士気を高め合う姿も確認できた。裕太は、自分の胸をバシッと拳で叩き、喝を入れる。幾度となくステージを重ねてきた彼らであっても、その一瞬一瞬がいかに真剣勝負であるかを感じさせる一幕。気迫みなぎる表情で決めたアクロバティックな技の数々に、胸を打たれずにはいられなかった。

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