TWICEが体現する“青春の輝き” Mステ披露曲からグループの魅力を紐解く

 TWICEが8月3日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演する。披露するのは、映画『センセイ君主』主題歌の「I WANT YOU BACK」と、5月16日に発売した「Wake Me Up」だ。ティーンらしい悩みやピュアな恋心をすくいあげた歌詞、彼女たちを愛らしく美しく魅せるTWICE特有のロマンティックで鮮やかなサウンド。TWICEというグループは、若い層にとっては、自分たちの思いを代弁してくれる存在であり、青春時代を過ごしてきた大人からみれば、ティーンならではの”青春の輝き”を体現した存在なのではないだろうか。The Jackson 5の往年のラブソングをカバーした「I WANT YOU BACK」と前向きな応援ソング「Wake Me Up」もまた、そう思わずにはいられない楽曲だ。

「I WANT YOU BACK」

 「I WANT YOU BACK」は、原曲の軸は忠実に再現していながらも、TWICEの魅力をしっかり捉えている。元々は、別れた恋人に戻ってきてほしいと願う主人公を描いた楽曲だ。そんな同曲をドリーミーなポップサウンドにアレンジして彼女たちが歌うことで、“好きな人をひたむきに思う女の子”の美しさを表現している。

 少年だったマイケル・ジャクソンが「I WANT YOU BACK」を歌い踊る姿は、少年少女であることの尊さや輝きをそのまま体現したようだった。今回のカバーは、当時のマイケルが放っていた輝きを、愛らしくポップなダンスと楽曲アレンジによってTWICEらしく表現することに注力しているように感じる。だからこそ、”TWICEの曲”でありながらもThe Jackson 5への敬意が伝わる楽曲に仕上がっているのだろう。

TWICE「I WANT YOU BACK」Music Video

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる