TOKIOの“建て直し力”に期待したい 一連の報道を受けて感じたこと
4人全員で矢面に立つ姿は、TOKIOの誠実さを象徴していた。同時に、強さがなければ、このグループにはいられないのだということも改めて感じた。国分は生放送番組『ビビット』(TBS系)で言葉を選びながら質問に答え続け、松岡は誰よりも厳しく山口の不祥事を糾弾し、長瀬は真っ先に被害者の立場を想像して心を痛めた。そして、リーダーの城島は山口の辞意を正面から受け止めた。失われた笑顔をいかに取り戻していくか、TOKIOに課せられたものは大きい。
いろんな考えの人がいるこの世の中で、全員の意見が一致することはない。そんな正解がないなかで、関わりあうすべての人が前に進むためにはどうすればよいのか。今こそ彼らが持つ、失われた大地を耕し、建て直す力に期待したい。そして、私たちが愛した“TOKIOの男気”を信じたい。
(文=佐藤結衣)