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20thシングル『シンクロニシティ』

乃木坂46 井上小百合&新内眞衣&寺田蘭世が語る“グループの現状” 「ここで止まるわけにはいかない」

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 乃木坂46が4月25日に20thシングル『シンクロニシティ』をリリースした。結成時からグループを支えてきた生駒里奈の卒業作として、また3期生が本格的にグループに合流するシングルとして、あるいは東京ドーム公演という節目を経験したトップグループがその先を見据える次の一手として。今シングルは乃木坂46の未来にとって、いくつもの意味が重なる作品である。

 今回、リアルサウンドでは表題曲「シンクロニシティ」の選抜メンバー、井上小百合、新内眞衣、寺田蘭世の3人にインタビューを行った。20枚目を数えるシングルリリースについて、生駒里奈という存在とその卒業について、ますます巨大なグループになっていく乃木坂46の現在、そして未来について、三者それぞれの立場から話を聞いた。(香月孝史)

「このままでいいと思っていてはいけない」(井上) 

左から、井上小百合、寺田蘭世、新内眞衣。

ーー乃木坂46のシングルリリースも20枚目になりました。まずは表題曲「シンクロニシティ」について教えてください。

新内:「はるやま」のCMで最初に発表された当初とはまた雰囲気の違うものになっていて、より春っぽく疾走感のある曲になったと思います。タイトル通り、ダンス等にもシンクロしている部分が含まれているんですけど、踊りも含めて聴けば聴くほど気持ちいい曲だなと思います。

寺田:MVやジャケットも「シンクロニシティ」というタイトルに沿ったものになっていたり、プロモーション用の選抜メンバー写真でも同じポーズで写っているメンバーがいたりと、スタッフの方々も「シンクロニシティ」に合わせた工夫をしてくださっているのを感じます。今回は生駒さんが卒業するシングルではあるけれど悲しい感じではなくて、今言っていたように疾走感がありますよね。曲調がすごく爽やかだから、これから新生活のスタートで、不安だけど頑張らなきゃという人にもおすすめなのかなと思います。

井上:18枚目シングル『逃げ水』では、表題曲で与田(祐希)ちゃんと桃ちゃん(大園桃子)が二人でセンターをやっていて、みんながそれを支える感じだったんですけど、今回は3期生全体が合流して、全員で一緒に作品を作るっていう感覚が生まれたのがこのシングルかなと思っていて。MV撮影の時に、1期生、2期生、3期生全員がちゃんと同じ方向を見ているなって感じたんです。撮影の合間にみんなでモニターを見て確認している時に、「良いグループだなあ」ってちょっと思ったりして。ダンスとか表面的な部分もシンクロしていると思うんですけど、MVを見るとそれ以上に何か内面的なもののシンクロを私は感じて、「乃木坂っていいなあ」と思って。この曲を通して、その良さを知ってもらえたらもっと嬉しいです。

ーー今回のMVはシンプルな道具立てでダンスを見せる映像になっています。他のMVに比べて難しい点もあったのでは?

新内:乃木坂の衣装は普段、メンバーごとに色や形がちょっとずつ違うんですけど、「シンクロニシティ」のMV衣装は全員一緒のデザインなんですよ。裾の丈が床から何センチ、というところなども揃えていて。それもあって、よりシンクロして見えるというか、綺麗な団体芸というか(笑)。ほぼイメージカットのないコンテンポラリーダンスで、今までにこういうMVはなかったので新しい挑戦だなと思います。難しくもあるんですけど、逆を言ってしまえばダンスだけに集中できるMVです。このMVでは踊りながらリップを歌詞に合わせているパートも最後のサビだけで、それ以外は身体だけで歌詞を表現しているので、その点の繊細さなどはいろいろと振付の先生に指導していただきました。

井上:MVのダンスは歌番組で披露するダンスとはまた違うもので、本当に表現についてみんなで考える機会になりました。あと、撮影の時はコンクリートの上で一日中、裸足で踊っていたので、冷たいし痛いし。足が死んでるんじゃないかっていうくらい(笑)。

新内:外から光が差し込んだ映像になってますけど、実際の撮影当日はまだ寒い時だったし、めちゃめちゃ雨も降っていたし(笑)。コンクリートの床の隙間に一本だけ、細い木の板が通っている場所があったんですけど、コンクリートの上にいると冷たいから、みんなその木の板に雀みたいに一列に留まっていたりして(笑)。

井上:楽屋と呼べるような場所もなかったんですけど、暖炉があったのでまいちゅん(新内)たちが職人みたいに薪を焚べてくれて、みんなで暖をとっていました(笑)。合宿みたいな楽しい撮影でしたね。

ーー今回の作品には生駒さんのラストシングルという意味もあります。生駒さんはこのシングルに関してご自身の卒業をあまり強調しないような言動をされていますが、グループの歩みを振り返るとやはり生駒さんは乃木坂46の象徴を担ってきた方です。

井上:乃木坂ができた当初から一緒にやってきて、生駒ちゃんは一番の立役者だと思ってるんですよ。生駒ちゃんはずっと乃木坂のことを考えて活動してきたし、卒業の仕方もすごく乃木坂のことを考えていて、最後まで大好きな生駒ちゃんだったなって思います。だからこそ、生駒ちゃんが今は自分自身のことについて考えているのがすごく嬉しくて。一年前くらいから卒業についての話は聞いていたんですけど、やっとそういう時が来たんだなって嬉しい気持ちがありますね。

新内:世間に乃木坂を知ってもらうために、一番前に立って頑張ってくれていた存在だし、いろんな葛藤とかも近くで見てきたんですけど、これから生駒ちゃんはもう自分のことだけを考えることができる。寂しいけど、ありがとうございました、お疲れ様でしたとねぎらいの言葉をかけたいです。生駒ちゃんが卒業したあとで不安にさせないように、あらためて頑張らなきゃな。

寺田:自分が2期生のオーディションを受けたのが『制服のマネキン』くらいの頃だったんです。オーディションがあることを知ってからいろいろMVなどを見て調べていた時にもやっぱり生駒さんが一番目を引いたし、他のアイドルと何か違うと感じたからオーディション受けてみようかなと思えた。そういう存在だから、初めは正直、遠い人なのかなと思っていたんですけど、すごく親身になって本気で向き合ってアドバイスをくれて。いいことも悪いことも全部、偽りなく真剣に言ってくれる人なんです。グループからいなくなってしまうのは確かに寂しいんですけど、これからは自分らしく楽しく生きてほしい。そういう気持ちは、メンバーはみんな強く持っていると思います。

ーー1期生が歌う「Against」は、生駒さんの卒業シングルであることを踏まえた楽曲ですが、生駒さんだけでなく1期生全体のことが歌われているようにも思えます。

井上:生駒ちゃんがセンターを務めているし、生駒ちゃんの卒業曲ということになると思うんですけど、サビの「僕らは変わらなきゃいけない」っていう言葉がすごく胸にくるなと思いました。それって、たぶん生駒ちゃんのことでもあるだろうし、残される私たちのことでもある。このままでいいと思っていてはいけないなっていう。中にいるとあまりわからないんですけど、乃木坂46というグループは今それなりに世間から注目されつつあります。ありがたい環境にいることを、最近きちんと認識するようになってきたんです。嬉しさと怖さを感じるようになりました。

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