大森靖子×ピエール中野、“アイドルとフェス”文化に新提案 「好きって気持ちだけは信用していい」

大森靖子×ピエール中野、“アイドルとフェス”文化に新提案 「好きって気持ちだけは信用していい」

「“一緒に仕事したいな”って人を誘っている」(中野)

ーーわかりました(笑)。今年は初年度ということで、手探りな部分も多いと思いますが、どうでしたか?

大森:そうですね。だけど、逆に1年目からこんなに賛同してもらえたり手伝ってもらえたりするってことは、好きって気持ちしかないじゃないですか。そこは嬉しかったですね。もちろん、今までの『VIVA LA ROCK』の功績も大きいけど、基本的には私とピエールさんが出演のお願いに行ってるから、「好きです」って気持ちだけでこんなに寄り添ってもらえたって印象も強くて。

中野:だいぶエライことしてるよね。これは明日(※取材日は4月2日)発表なんですけど、欅坂46や道重さゆみさんの出演がアナウンスされるんです。

ーーすごい! そもそもBiSHと道重さんが同じフェスに出演するということだけでも、歴史的快挙だと思いますよ。

大森:ふふふふ(笑)。道重さんってご自身の歌に対してコンプレックスを抱えている人なんじゃないかと思っていて、今回のような誘いがなければフェスには出なかったはずなんですよ。なので、ここをきっかけに、今後はもっと大きな舞台に立っていただく、そういうきっかけになればいいなという気持ちもあります。

ーーあの世界観はいろんな人に一度観てほしいですもんね。それにしても、サウンド的にも言ったらカワイイものから濃ゆいものまで、本当に幅広いラインナップですよね。そこに、大森さん自身も出演者としても名前が発表されています。

大森:私はコラボステージにして、いろんなゲストを呼んで楽しい感じでやろうと思ってます。

中野:コラボステージでは、基本大森楽曲を出演者を招いて披露します。あとは、例えば今回ガーデンステージもあるんですけど、そこで弾き語りをやったり。

大森:どこかで、急に踊るかもしれないし(笑)。

ーーとなると、ピエールさんは?

大森:何するの?

中野:MC陣とライブを楽しんでます(笑)。でも、コラボステージでは僕も一緒に演奏するので。あと、今回はSHOWROOMと連動しているので、その収録現場にもいると思います

ーーSHOWROOMを使った出演者オーディションもすごくイマドキらしい企画だなと思いました。

大森:ちょうど前田さん(※SHOWROOM株式会社の代表取締役社長・前田裕二)と知り合ったこともあって、一緒に仕事したいなというのがあって。今まで@JAMとかTIFとかいろいろやってきた流れで、前田さんの中にもいろんな経験が蓄積されているし、その上で前田さんと私の共通認識として、やるならやっぱり下克上がいいよね、と。下克上といっても、例えば勝ち上がっても一番小さいステージだったりすることもあるじゃないですか。そうじゃなくて、一番ビッグなメインステージでやれる、そういうチャンスが誰にでもあるというのがいいよねという発想から、この企画になりました。

ーーそこも含めて予定調和じゃない、何が起こるかわからないドキドキ感もあるし。

中野:それは絶対にあったほうがいいと思うんですよね。前田さんにしても、MCのグランジ・遠山さんもそうですけど、「この人と一緒に仕事したいな」って人を誘っているんです。

「1年でアイドルシーンはガラッと変わる」(大森)

大森靖子

ーー今はフェス文化が定着しつつも、新しいフェスが増えては減るということを繰り返している時期だと思います。このタイミングで『ビバラポップ!』を打ち出す上で、差別化含めおふたりがこだわっているところはどういう部分でしょう?

大森:曲が良い人を呼んでる感じはしますね。

中野:確かに。たぶん、このブッキングって僕らじゃないとできないだろうし、この感覚を持っている運営ってなかなかいないと思うんですよね。だから、自分がお客さんとしてこういうフェスが立ち上がったら、絶対に行くわって思うような、そのへんの自信があるので。それに、僕はフェスが好きでよく観に行ったりするんですけど、そのときの実体験を共有していきたい、それをアイドル主体の中でやれたらいいなというのは思っています。だから、みんながそこに来てよかったなと思えるフェスにしたいなというのは強くありますね。

大森:単純に好きという気持ちしかない中で、その“好き”を振り回せる実力がしっかりついているのは、実際に私が現場に行きすぎているからであって(笑)。周りから自分はちょっと変な人とか思われているかもしれないけど、私の好きって気持ちだけは信用していいですよ、ってすごく思うんですよ。たぶん、それで鹿野さんは声をかけてくれたんだと思うし。

中野:本当にやりたいようにやらせてくれているので。とにかくいっぱいアイドルを並べてっていうフェスじゃなくて、ちゃんとすべてに意味合いがあって、出るアイドルがこの順番でこの並びだからこそ一番活きる。やっぱりそういうフェスが観たいじゃないですか。

大森:しかも、1年あったらアイドルシーンなんてガラッと変わるし。そこにいる人も変われば、抱えている縁とかも全部変わってしまう。だから、毎年やる意味がすごく大きいと思うし、そのときに観たい人たちは全部呼びたいんです。

中野:僕、ハロプロってそんな詳しくなかったんですけど、大森さんがよくライブに連れていってくれるんですよ。その中で、こぶしファクトリーを観たときに「これ、バンドセットでやったら絶対にハマるのに」と思って。

大森:(ピエールが)ハマりそうなグループを、私が横でずっと解説しているので(笑)。中でもこぶしファクトリーは絶対好きになると思ってたんです。

中野:で、今回のフェスが立ち上がるときに、「こぶしファクトリーをバンドセットで呼べないかな?」と相談をして。今回はバンドセットで呼べることになったんです。

大森:私のバンドが演奏をするので。

中野:やっぱり、そういうのが観れたらいいですよね。

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