『堂本剛の素』第1回「クマノザクラ」前編
KinKi Kids 堂本剛、「ソメイヨシノ」制作秘話を明かす 『堂本剛の素』で見えた“内側”とは?
「クマノザクラを芸能界で一番最初に見た男、堂本剛です」
KinKi Kids 堂本剛の素顔に迫るドキュメンタリー番組『堂本剛の素』が、4月13日より動画配信サービスGYAO!にて配信されている。“ここでしか見られない本当の堂本剛とは?”をキャッチコピーにした同番組では、第1回となる“「クマノザクラ」前編”から、剛の内面が垣間見える内容となっていた。
2018年3月13日に紀伊半島南部で、103年ぶりに新種の桜・クマノザクラが発見されたことから、「じゃあもう、すぐに行こうよ」と和歌山県串本町を訪れた剛。あいにくの雨の中、傘をさしながら、「早く咲く桜を見に行って、そこでインスピレーションを感じながら、言葉とか残しといて、後にそれを作品にする日が来ればいいな」と今回の目的を語る。
スタッフが「(クマノザクラ)咲いてなかったらどうします?」と質問すると、大阪から車で4時間かけて来たにも関わらず「もう、すぐ帰りましょうか」とあっさり答える剛。だが、「咲いてないときも咲いてないときでいいですけどね。桜もなんか、切ない感じもあって」と続けた。切ない桜と言えば、剛のENDLICHERI☆ENDLICHERI名義のソロ曲「ソメイヨシノ」が思い出される。
剛は一般的な家庭よりも両親が高齢であったため、20代のときに色々と考えることが増えたという。「お母さんも歳をとる。僕も歳とる。みたいな当たり前なことが、なんかちょっとこう切なくもなってくるんですよね」。そんなとき、一緒に桜を見に行った母親が「あんたとこの桜、あと何回見れんのかなぁ」と呟いたのだとか。桜を見つめながらその言葉を放った母親の後ろ姿を見て、剛は「もしかしたら、人って桜に対して、亡き人であったりとか愛おしい人であったりとか、様々なものを重ねているんだな」と思い、それ以降「桜を見るたびに、“キレイやな”とは思うねんけど、ちょっと苦しいみたいなのも入り混じってくる」ようになったという。そして剛は「そういうことが胸の中で暴れ始めて、ちょっと苦しくなって『ソメイヨシノ』って曲を書いたんですよ」と明かした。