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Far East Dizain、JILUKA、DEVILOOF……独自の進化遂げるV系シーン新進気鋭のバンドたち

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ヴィジュアル系メタルの最終形態、DEVILOOF

Deviloof – Ruin (Official Music Video)

 ラウドロックを掲げるヴィジュアル系バンドといえば、猛り狂う“デスボイス”と艶のある歌声を響かせる“クリーン”を使い分けるボーカルスタイルが一般的であるが、一切クリーンなしの本格派デスコアでヴィジュアル系シーンに殴りこみをかけたのが、このDEVILOOF(デビルーフ)だ。

 EDMやシーケンスといった、V-ROCK御用達のデジタルサウンドなんてどこ吹く風。グロウル、ガテラル、ピッグスクイールにホイッスルボイスまで駆使するKeisuke(Vo)の狂気的で邪悪なボーカルを武器に、ただひたすらに重々しく禍々しいブルータス・デスメタルを叩きつけた『PURGE』(2016年)で多くのメタルファンのハートをがっちりと掴んだ。

DEVILOOF – ESCAPE(Official Music Video)

 メンバーの脱退、加入を経て、バンド名を大文字表記に変更した再始動後(2017年~)は、猟奇的な部分は薄れ、クリーンのボーカル部分が増えるものの、その差し込み方も他バンドとは一線を画す。スケール感の増した轟音の中に飛び込むシュレッドギターも見事で、V-ROCKならでは雑多性を見せながら、クオリティの高さで纏め上げる手腕もさすがの実力派バンドだ。

負の感情を吐き出す、キズ

キズ 3rd SINGLE「傷痕」MV FULL

 痛みや苦しみといった負の感情を叙情的な旋律にのせて吐き出していく、V-ROCK様式美の正攻法ともいうべきスタイルを掲げる、キズ。

 カミソリで斬りつけてくるようなアブなさを放ちながら、エッジの効いたサウンドにのる、歌謡テイスト香る泣きのメロディが魅せる表情はどこか儚げ。聴くものの心を揺さぶっていくかのように、昂ぶる激情に合わせてうねりをあげるダイナミズムは、表面だけのローチューニング&ハイゲインサウンドに偏りがちになってしまう、流行に乗っただけの形骸化したラウドロックバンドに対するアイロニカルなアプローチにも思えてくる。古き良き、ともいうべき80年代のポジパン~ジャパニーズパンクの魂を感じずにはいられないのだ。

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