嵐 松本潤と二宮和也の共通点は? 『99.9』から『ブラックペアン』へと続くドラマ主演リレー

 嵐 松本潤が主演を務めるドラマ、日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士- SEASON II』(TBS系)が3月18日で最終回を迎える。

 16日にクランクアップした松本は「SEASON Iの時から変わらないスタッフでやれた事が、今回支えにもなりましたし、新たにもう1シーズン、この皆さんとつくり切ることができ、貴重な体験が出来ました。(略)2回目だからこそ大変な部分があったと思いますが、今振り返ってみると、それ以上に楽しかったです。そう思えるのは、このチームで撮影が出来たからだと思っています」とコメント(参照:松本潤、香川照之、木村文乃、『99.9』クランクアップ 松本「チャレンジングかつ刺激的な経験」)。主演=座長として共演者はじめ、一つの作品を作り上げたチームへの感謝の意を表した。シーズン2となった今期は、シーズン1を超える演技&笑いのチームプレーが発揮された快作だ。この作品に関わる全ての人が“ノリ”を楽しんでいる様子がいきいきと伝わり、それが視聴者にも伝播していった。

 2017年10月期の櫻井翔主演ドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)から続く嵐の主演リレーは、同い年でグループ最年少、松本から二宮和也へとバトンタッチ。2018年1月期『99.9』を経て、2018年4月期からは二宮主演の日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系)の放送が控えている。放送時間帯も継続のため、人気シリーズの後枠が二宮主演作でどのような雰囲気にされていくのかが見どころでもある。

 行動派の松本とマイペースの二宮。一見異なるタイプの2人に共通しているのは、多くの人々を惹きつける特殊な力を持っていること。松本には先日放送された『TOKIOカケル』や『VS嵐』(ともにフジテレビ系)で交友録が語られたムロツヨシやドラマ『花より男子』で共演した小栗旬をはじめ、多くの役者仲間が存在する。常により良いものを生み出すため、周囲が驚くほどの研究熱心ぶりを発揮する松本だからこそ、表現者や創造者からの信頼が厚いのだろう。一方の二宮も吉永小百合や蜷川幸雄など、作品に携わった多くの人々から絶賛される役者として知られている。しかし、二宮の場合はチームを引っ張るというよりは、二宮が放つオーラに魅了された人々から支持されるという印象だ。『ブラックペアン』でも“演技で語る”座長として、チームを牽引していくことになるだろう。

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