EXILE THE SECONDは後進グループの目指すべき存在へ EXILE TRIBEでの位置づけを解説
世界基準でのパフォーマンス
その傾向は、ライブパフォーマンスでより顕著だ。2016年から2017年にかけて行われたツアー「WILD WILD WARRIORS」では、自らのパフォーマンスの間にファンクやソウルの名曲を織り交えることで、ブラックミュージックのエッセンスを意識的に取り込んでいたほか、ジャズ風にアレンジされた「Choo Choo TRAIN」のセルフカバーを披露するなど、渋めの演出が目立った。現在開催中の『ROUTE 6・6』ではさらにその方向性を推し進め、80~90年代のディスコサウンドを現代的にアップデートしたようなファンキーなパフォーマンスを披露している。先日、第60回グラミー賞でブルーノ・マーズがノミネートされていた6部門全てを制覇する快挙を遂げ、ブラック・ミュージックがポップミュージックにおける主流となりつつあることを印象付けたが、EXILE THE SECONDの音楽性はそうした流れとも重なり、改めて同グループが世界基準でのパフォーマンスを目指していることが伺える。
たとえばEXILEが、老若男女が楽しめる王道のダンス&ボーカルユニットで、EXILE TRIBEの精鋭たちによるオールスターだとすれば、EXILE THE SECONDは、その中でも特に濃密でコク深い部分を抽出した、大人の音楽ファンこそ楽しめる通好みのグループだと言えるだろう。EXILE TRIBEのファンはもちろんのこと、洋楽好きやクラブミュージック好きにも、彼らの創造するエンタテインメントは楽しめるはずだ。
■リリース情報
EXILE THE SECOND『アカシア』
発売日:2018年2月22日(木)
価格:【CD】¥1,000+税
<収録曲>
M1:アカシア
M2:WON'T BE LONG
M3:アカシア(Instrumental)
M4:WON'T BE LONG(Instrumental)
※初回仕様:スリーブ付
※今作は【CDのみ】1形態でのリリース
『アカシア』特設ページ