モー娘。 小田さくら、乃木坂 生田絵梨花、AKB 横山由依、NMB 山本彩…歌唱力の高さ誇るアイドル
本日、1月21日に幕張メッセ 国際展示場 9~11ホールで開催される『ももいろクローバーZ 2018 OPENING ~新しい青空へ~』をもってメンバーの有安杏果がグループを卒業する。幼い頃から歌手としてのCDデビューを目標にしていた彼女は、昨年1stソロアルバム『ココロノオト』をリリースし、日本武道館にてソロコンサートを開催するまでの歌唱力と演奏能力の持ち主。「ちょっぴりおバカな小さな巨人」というキャッチフレーズが表すように、小柄な体からは考えもつかないパワフルな歌声でファンを魅了し続けてきた。本記事では、有安に負けずとも劣らない歌唱力を持つアイドルたちについて紹介していきたい。
まずは、アイドル界きっての歌唱力を誇るモーニング娘。’18の小田さくら。ファンの間で語り草になっているのが、小田のオーディションでの出来事だ。課題曲のモーニング娘。「Be Alive」を歌う小田に、つんく♂が頷くようにリズムを取っていく。結果、異例のオーディション当日発表で、11期メンバーとして小田が1人合格を果たした。当時、小田は中学2年生だった。現在は、グループのメインボーカルとして、楽曲の大事な落ちサビを任されることも多い。
乃木坂46生田絵梨花は、昨年末にグループ初のソロ公演を開催したメンバー。宇多田ヒカルや平井堅、KinKi Kidsなども出演してきた『MTV Unplugged』にて、アコースティックバンドの演奏に合わせて伸びやかな歌声を披露した生田は、『レ・ミゼラブル』を筆頭に多くの舞台で活躍もしている。「あなたのために弾きたい」はじめ、乃木坂46のメンバーの中でも多くのソロ曲を持つことも、彼女の歌唱力の高さを示している。
1月26日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演するAKB48が披露する「予想外のストーリー」は、シングル『11月のアンクレット』に収録されたボーカル選抜による楽曲。当日の出演メンバーは1月21日時点では明かされていないが、選抜メンバーの一人、横山由依は先日TDCホールで開催したソロコンサートで歌手を志すきっかけになったCHEMISTRYと「PIECES OF A DREAM」で共演を果たした。横山には劇場公演「M.T.に捧ぐ」でのソロ曲「月と水鏡」がある。音源化が待たれる楽曲であり、横山の美しいファルセットが堪能できる一曲だ。
また、もう一人の選抜メンバー山本彩は、NMB48のキャプテンでもあり、2016年に1stアルバム『Rainbow』でソロデビューを果たした。グループの活動と並行して、ソロとしてもコンスタントに作品やライブを行っており、大型フェス『METROCK 2018』への出演も発表されている。昨年の『METROCK』は、関ジャニ∞が出演したことでも大きな話題となった。山本は『ドリウタフェス』への出演はあるものの、ロックフェスへの出演は初。ある種、アウェイでこそ反響は大きくなるものであり、山本のシンガーソングライターとしての真価が問われる1日となりそうだ。
もちろん、名前を挙げたメンバーはほんの一例で、小さなライブハウスで活躍するようなグループにも彼女たちに匹敵する歌声の持ち主は多くいる。歌声に耳を傾けて、ボーカリストとしての才能を発掘するのもアイドルの楽しみ方の一つである。
■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter