中居正広、ナイナイと見せた“本気のエンターテインメント” 「72時間ホンネの旅」を振り返る

 ラストはビシッとスーツ姿で登場した中居。ナイナイを筆頭にめちゃイケメンバーを招いての打ち上げが行われた。知り合って22年目のファイナルに、中居はこんな言葉を寄せた。

「バラエティの最後は寂しく残酷なものだなというようなお話をさせていただきました。なんでそんな思いになったのかな」。

 『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のラストに寄せた自分の言葉を振り返り、コンサートや芝居はみな最終日やファイナルステージを目指して頑張るものだが、バラエティは違うと切り出した。

「(バラエティ番組が)最終回を目指して、そこをエネルギーに頑張りましょうって始まるバラエティはございません。逆に言いますと、最終回が来ないように、最後がないように進んで行くのがバラエティじゃないかなと。ですからバラエティの打ち上げ、寂しいものです。寂しいなぁ、うーん辛いなぁ、僕この世界ちょうど30年になります。今までそういう思い、多々してきました」。

 一つ一つの言葉を丁寧に、大切に伝えた中居。実は、旅の道中でもナイナイの二人のことを心配していたという。『FINAL』としながらも、いつもと変わらぬ様子で笑いながらロケをするメンバー、スタッフをみて、これが『めちゃイケ』が貫くスタンスか、と讃えた。

「最終回を迎える本人たち、メンバーにしか分からないと思います。その思い、気持ち、本人にしか分かりません。その経験、僕もしたことがあります」。

 自らも経験したからこそわかる当事者の心境。中居が同じような局面をむかえたときには、めちゃイケメンバーが中居に寄り添ったように、中居も20年という長い月日を共にしたナイナイを前に、思いっきり旅をした。

 旅のラストは、巨大ウォータースライダーで9年ぶりに中居が流されるという大きなオチがついた日本一周の旅。お笑い芸人とアイドルという肩書きを超え、3人の男たちによる本気のエンターテインメントをみせてもらった。番組が終わってしまう実感はまだないけれど、いつかまた、この3人にしかできない番組を見せて欲しい。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

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