『VS嵐』デジタルサイネージ展開は“体験型”広告の最新形? 国民性にマッチした仕組みがポイントに

『VS嵐』10周年ロゴ

 ノルウェーでは「コーヒーはいかがですか?」と話しかけてくる広告などもあるそうだが、日本において人前で広告と喋ったり、踊ったりするのは少しハードルが高いように思う。そういった意味で「手を振る」「近づく」という2つの動きだけで印象に残る特別な体験ができる今回の広告は、日本人の国民性も考慮された最新鋭の“体験型”広告と言えるだろう。渋谷キャストのみで期間限定での設置という実験的な取り組みながら、今後も様々な場面で活用されていくであろうことを感じたデジタルサイネージの使い方だった。

(文=村上夏菜)

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