倉木麻衣、12年ぶり紅白出場への期待 大きな飛躍を遂げた2017年の活動から紐解く
世界に発信する日本の“歌姫”、倉木麻衣
きっと、日本の最新技術と日本古来の美を融合させた倉木の作品で、多くの人が日本の魅力を再確認したのではないだろうか。今年、倉木はダウンロード数25万以上というプラチナ認定を日本レコード協会から受けた数少ないアーティストのひとり。そして、2017年CDシングル女性ソロアーティスト売上1位を獲得したのも、日本の誇りを感じられる作品に心を動かされた人の多さと比例しているのではと感じる。
そして、アニメもまた日本が誇る文化のひとつ。倉木の楽曲が、そのアニメ文化を彩ってきたのは大きな功績だ。2020年に東京オリンピックを控えた今、日本とはどんな国なのかを倉木が“歌姫”として発信しているようにも見える。今後も、日本と世界をつなぐために精力的に活躍していくという。
来年3月8日の国際女性デーに向けて『HAPPY WOMAN FESTAテーマソング制作プロジェクト』をスタートさせた倉木。一般の女性たちとワークショップを通じて、テーマやキーワードを考えていくという。歌の力で、世界中にスマイルを届けていくこと。やはり倉木の活動には一本筋が通っている。こうして、改めて振り返ると今年の倉木の活動は、着実に来年へ、そしてその先へと繋がっていたのだ。大晦日、世界各国にも放送される『紅白』の舞台も、未来への大切なステップとなるだろう。
(文=佐藤結衣)