指原莉乃、STU48 兼任解除でHKT48は原点回帰へ 2017年の発言から読むグループへの思い
指原莉乃が、STU48との兼任、劇場支配人の解除を発表した。この発表は、11月25日にBLUE LIVE広島で開催された『STU48 瀬戸内7県ツアー~はじめまして、STU48です。~』で行われ、指原はこの日ツアーに初参加。1月に予定されているグループのメジャーデビューを待たずしての兼任解除となった。
指原は兼任解除の理由に、1stシングルのMV撮影と握手会のスケジュールに参加できないこと、STU48の活動を見て、もう一度HKT48と向き合わなければいけないと思ったと話した。この日のライブはニコニコ生放送で中継され、「なぁちゃん(岡田奈々)とみんなの関係が本当に素敵な関係だと思ったの。自分にはそういうのHKTにはない、って勝手に思ってたけど、みんなとなぁちゃんを見てたら、もう一度HKTと向き合いたいし、きっとSTUはこれからHKTのライバルになるから協力できないって思った」とキャプテンを務める岡田とメンバーとの関係が刺激になったと明かしていた。公演後、自身のTwitterにも中途半端での兼任になってしまったことを反省していることをツイート。指原がSTU48メンバーとしてステージに立ったのは、『TOKYO IDOL FESTIVAL 2017』(以下『TIF』)とグループのツアー広島公演・昼夜の計3公演だった。
兼任解除の理由に「もう一度HKTと向き合いたい」とあるが、この言葉を説明するには『TIF』の頃まで遡る必要がある。指原は、『TIF』の2日目のトリを務めたHKT48のMCで「HKTは駄目だと思っていたから。今日本当にこんなに人が来てくれて嬉しいです」と涙を流しながらファンに呼びかけていた(参考:『TIF』は“夢が叶えられる場所”としてどのように発展する? 過去最多8万人超え動員の3日間を経て)。実はこの時、HKT48メンバーのSNSの裏アカウントが大量に流出した時期で、指原とメンバー間の信頼関係は崩れていた。後日談で、指原も「HKT48メンバーの裏アカがどんどん流出していったときがあって」とインタビュー(参考:音楽ナタリー)にて語っている。アイドルとしての危機感の薄れや慢心が裏アカへと繋がっているのも事実であり、同インタビューでは「私だけ番組が終わらないように必死にお願いしたり」と今年6月に終了したグループの冠番組『HKT48のおでかけ!』を指すと思われる発言も見受けられる。