松たか子が発揮する“ソングライター”の手腕 Mステ8年ぶり出演で『わろてんか』主題歌披露へ
そんな松の作詞作曲の手腕は約8年ぶりのシングル曲「明日はどこから」でも発揮されている。どこかノスタルジックで温かみがあり、ポップだが毎日耳にしても飽きのこないメロディに乗せて<泣いたり 笑ったり 今日も歩き出す>と日々のことを真っ直ぐに書いている一方、<心の中に すべり込む いちばん ちいさな魔法><パレードは笑いかけてる>とやはり意味深な言葉が並ぶ。同楽曲は連続テレビ小説『わろてんか』(NHK総合)の主題歌であるため、ドラマとリンクしている言葉もあるだろうが、シンプルな歌詞の中に引っかかりを作るというのは彼女らしい手法であるともいえる。
そして本日11月24日、松は8年ぶりに『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演する。生放送のパフォーマンスを通じ、まさしく“シンガーソングライター”となった松の姿が見られそうだ。放送では歌声だけでなく、ぜひ歌詞やメロディにも注目してみてほしい。
(文=村上夏菜)