the GazettEはまだまだヤバくなる! 地獄のハロウィンライブで体現した“激しさの真髄”

the GazettEが体現した“激しさの真髄”

 戒の「コンセプトは関係なく、“いつもどおり”の我々の姿ということで。今日はとことん、ここで狂って帰りましょう! いくぞ!」という声からの「INSIDE BEAST」でアンコールはスタート。

 「この“地獄”をお前たちと表現できていることに感謝」とRUKIが述べ、「『SPOOKY BOX』いかがだったでしょうか?」とフロアに尋ねると大きな拍手に包まれた。「バンドの二面性を表現できるということは幸せなこと、こういうことができるのが、ヴィジュアル系の魅力なのではないか」と語ると、さらに大きな拍手が巻き起こる。さらには「近い未来、またヤバイことするんで楽しみにしてください」と、今後の展開を匂わせる発言も。「また次の時が来るまで、その首をしっかり洗って待ってろよ!」と「Filth in the beauty」、「TOMORROW NEVER DIES」といった”鉄板”ナンバーにファンは歓喜。ダブルアンコールは、「LINDA ~candydive Pinky heaven~」で締めくくられた。

 ヴィジュアル系のサウンドの特徴として、よく“メロディアスであること”と“激しいこと”があがる。もちろん、the GazettEが双方兼ね備えていることは言うまでもないが、世界中のファンから支持されている“激しさの真髄”を体感できたように思えた。

 終演後のBGMとして「VORTEX」が流れると、余韻を楽しむかのようにヘドバンを始めるファンの姿も見られた。この“真髄”はバンドはもとよりファンがなくてはありえない。そう感じた夜であった。

 また、終演後にはこの豊洲PIT 2DAYSの映像化、結成記念日である来年3月10日に新曲を発表することも告知。ダブルアンコールでの「これからもヤバイことがいっぱいある、またこの場所で逢いましょう」というRUKIの言葉を信じて、「ヤバイこと」を待つとするとしよう。

■藤谷千明
ライター。ブロガーあがりのバンギャル崩れ。執筆媒体は「ウレぴあ総研」「サイゾー」「SPA!」など。Twitter

 フォトギャラリー(『アビス 』ライブ写真(10月30日 ))

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the GazettE 公式サイト

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