安室奈美恵の主題歌は『監獄のお姫さま』をどう盛り上げる? 作品との親和性を考察

 “更正するぞ!”と気合を入れるオープニングの場面を始め、そんな女たちが結束する場面で流れる「Showtime」で主題歌を担当することについて安室は、TBS公式ページで「とても光栄に思っております。ドラマで繰り広げられる“リベンジ計画”を“ショータイム”に例え、女性らしくポップな楽曲に仕上げました。この楽曲で、ドラマをより盛り上げるお手伝いができれば嬉しいです」とコメントを発表。

 力強くポジティブなダンスチューンとなった「Showtime」で安室は<女はみんなActress><誰にも譲れないの 私たちのGreat pride>と歌っている。幾多のプレッシャーや壁を乗り超え、最後まで自分らしくあり続けるためにも引退という潔い結論を自ら出したであろう安室もまたタフな女性である。

 馬場カヨの口癖が「冷静に」であるように時に人生の重大な局面に怖気付きながらも、わちゃわちゃせずにはいられない女性たちにエールを送る曲が「Showtime」なのである。

■山本弘子
音楽ライター。10代の時にパンクロック、グラムロック、ブルースに衝撃を受け、いまに至る。音楽がないと充電切れ状態に陥る。現在、Webサイト、音楽雑誌などで執筆中。

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