嵐、3年連続年賀はがきのコミュニケーションパートナーに CMが描いてきたグループ像を追う
嵐が、2018(平成30)年用お年玉付年賀はがき(日本郵便「お年玉付郵便葉書」)のコミュニケーションパートナーに起用された。年末年始にむけ、TVCMや広告などを通じて年賀はがきを盛り上げる役割を果たしていく。
年賀はがき以外にも、観光庁「観光立国ナビゲーター」、日立アプライアンス「家庭用電化製品」、日本航空「キャンペーン」、ガンホー・オンライン・エンターテイメント「パズル&ドラゴンズ」といった団体・企業のCMキャラクターを嵐の5人で務めている(2017年11月10日時点)。メンバー個人の起用ではなく、グループでのCMキャラクター起用の場合は、対象となる層がぐっと広くなるように感じる。老若男女が親しみを持つことができるキャラクター、彼ら以上にふさわしい存在はいないのかもしれない。
年賀はがきが、嵐をコミュニケーションパートナーに起用するのは今回で3回目。毎年趣向をこらしたCMで、年賀はがきと、さらにはグループのあらゆる姿を訴求してきた。
2016(平成28)年用のCMでは、横一列にメンバーが並び、大野の「唐突ですが」の掛け声を合図に、全員で「年賀状ください」と合唱。「宣言篇」の15秒バージョンでは、櫻井の「そんなほしい?」との問いかけに、松本が「だってもらうと嬉しいでしょ」と回答。かぶせるようにして相葉が声高に「少ないとへこむんだよね〜」と言うと、相葉以外のメンバーが一斉に相葉を見つめる。その反応に「あれ、そうでもない?」と、自信なさげに問いかけると、二宮が「前へこんでたよね」といたずらな笑みを浮かべる。最後のシーンでは、大量の年賀状を手にした嬉しそうな相葉が映るといった、嵐の仲のよさを前面に表した内容が展開された。
一方、2017(平成29)年用のCMは「年賀状onステージ」として、観衆の中に突如現れた郵便局の大型トラックの荷台がステージとなり、嵐の5人が登場。「年賀状もらうとうれしいよね?」「うれしい!」とコールアンドレスポンスしながら、最後は「うれしい始めだ!年賀状」のフレーズをステージ上で歌い踊る嵐の姿が映し出されるというものだった。
そして、2018(平成30)年用のCMは、「そうか!平成30年か!」をキャッチコピーに、平成元年から様々な時代を象徴する出来事を映像で振り返り、各メンバーたちが誰かにむけて年賀状を書く様子が映し出されている。揃って仲良く机に並び、年賀状を書く5人。そこには、例年以上に視聴者に近い存在として描かれる嵐の姿があった。